2016年作品、パオロ・ジェノヴェーゼ監督、ジュゼッペ・バッティストン、アルバ・ロルヴァケル、ヴァレリオ・マスタンドレア、カシア・スムトゥニアク出演。
ある夜、幼なじみたちがそのパートナーを連れて、食事会の席に集まった。 新婚のコシモ(エドアルド・レオ)とビアンカ(アルバ・ロルヴァケル)、反抗期の娘に悩むロッコ(マルコ・ジャリーニ)とエヴァ(カシア・スムトゥニアク)、倦怠期を迎えたレレ(ヴァレリオ・マスタンドレア)とカ―ロッタ(アンナ・フォリエッタ)、恋人に今日のディナーをキャンセルされたペペ(ジュゼッペ・バッティストン)たち友人7人が集うのだった。
ビアンカはこの中で一番新しいメンバー、始めは受け入れられるかドキドキだったと告白する。 エヴァは一人娘のソフィア(ベネデッタ・ポルカローリエヴァ)のことが気になり、つい厳しく叱ってしまう。 そしてソフィアとの距離がどん どん開いていってしまうのだった。
カーロッタはなぜか出かける前にパンティーを脱ぎ、出かけていく。
遅れてやってきたのがぺぺだった。 恋人は熱が出たので、今日は紹介できないと言い訳をする。 みんな未練たらたらだった。 彼は離婚し、もとの教師の職も止め、今は臨時雇用を求めている。
最近の話をする中、秘密なんてない、と豪語する気心の知れた7人は、ちょっとしたことがきっかけである携帯を使った “信頼度確認” ゲームを始める。
ルールは、それぞれのスマートフォンをテーブルの上に置き、メールが届いたら、みんなの前で開いて読み上げること。 電話が鳴ったら、スピーカーフォンに切り替えて、みんなの前で話すこと。
やがて、電話が鳴り、メールが届き始めるのだが・・・
やがて、電話が鳴り、メールが届き始めるのだが・・・
監督はパオロ・ジェノヴェーゼ、日本公開はこの作品が初めてのようですね。 ロッコ役のマルコ・ジャリーニは 「神様の思し召し」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14438863.html が良かったですね。 アルバ・ロルヴァケルは 「ミラノ、愛に生きる」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/8917217.html 「五日物語-3つの王国と3人の女」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14582363.html に出演していました。
物語は、このゲームを始めてから、だんだんきな臭くなっていきます。 そもそも携帯、ここではほぼ全員スマホですが、ここにはあらゆる情報が入っているんですね。先日見たホラー作品の 「セル」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14754140.html も携帯が襲いかかって人間を変えてしまう作品でしたが、形を変えたスマホの怖さを物語る作品、そして小細工をするとどんどん深みに嵌る人間模様が面白いと言うか、残酷な話です。
まあこういう展開はやっぱりという感じがしますし、とうとう行くとこまで行くんですが、最後は実は・・・という作品です。
ちなみにこの日は月食、いろんなことが起きてしまう、人間も少し狂ってしまうんでしょうかね?