anttiorbの映画、映像の世界

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シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア

2014年作品、ジェマイン・クレメント、タイカ・ワイティティ監督、主演。

現代ヴァンパイアのヴィアゴ・379歳(タイカ・ワイティティ)、ディーコン・183歳(ジョナサン・ブラフ)、ヴラド・862歳(ジェマイン・クレメント)、そしてピーター・8000歳(ベン・フランシャム)は、ニュージーランドの首都ウェリントンで共同生活を送っている。 そんな彼らに、ドキュメンタリー映画の撮影に協力する話が来るのだった。
ヴィアゴ達ヴァンパイアの一日は日が沈み暗くなった時に動き出す。 その日、暗くなったのを確認したヴィアゴは他の住人達を起こしに回った。 日頃の生活を見直すためのミーティングをするのだという。
彼らはこうして協力し現代の世を生きていた。
夜、彼らは街へ繰り出した。 ヴァンパイアにはいくつかルールがありその一つが招かれないと建物の中へ入れないというものだった。 その日も何度かバーへ入ろうと試みたが結局ヴァンパイアが経営するいつものバーに行くことになった。
彼らには“使い魔”という彼らの世話をする人間がいた。 掃除、洗濯、時には食事となる人間の確保まで。 彼女はジャッキー(ジャッキー・ヴァン・ビーク)といい、人間の中年女性。 良いように使っているが、彼女はある契約を結びたいがためにヴァンパイアに尽くしているのだった。 しかしその契約の話をしようとすると、彼らの力の一つの催眠術を彼女にかけ、煙に巻いてしまうのだった。
また、ヴァンパイアの抵抗勢力には、狼男たちがいた。 普段は中が悪く、お互い接触しないようにしているが、街を歩いていると出くわすこともある。 彼らは興奮すると、変身してしまうし、そうなると今着ている衣服が破けて使い物にならなくなる。 刺激を避けるためでもあるのだった。
その日は、バーでディーコンは自分の使い魔であるジャッキーに自分の家に人間を連れてくるように言う。 彼女が二人の男女をヴィアゴ達の家に連れてきた日、女は彼らの食事になり男は逃げ出した末その 家に住む8000歳のヴァンパイアピーターの餌食となる。
そして後日彼らの家にヴァンパイアとなったその男がやってきた。 彼の名はニック(コリ・ゴンザレス=マクエル)。 餌食となりヴァンパイアとなることを勧められたのだったが、新米ヴァンパイアの彼がなれないしきたりに騒動を起こしていくのだった…

短期間で公開が終わったので劇場鑑賞を逃した作品、予告編からPOVだとは気付かなかったのが失敗でした。 いろんなPOV形式はありますが、これは変わった設定で撮りましたね。
現代に生きるヴァンパイア、そんな彼らの生活がなかなかリアルに描かれています(^^)一番面白かったのが、やはり他種族のモンスター・狼男族とのやり取りですね。
ヴァンパイ ア=吸血鬼は、基本生き血を吸って相手を殺してしまいますが、死なせるまで吸わなければヴァンパイアになってしまいます。 それは人間からしたら、“不死” を手に入れることなんですよね。
ただヴァンパイアがそれでどんどん増えてしまう事は彼らにとっては困ること、血が少なくなっていくことですからね。
そして一番嫌うのが太陽の光、現住に戸締りをするんですが、うっかり隙間があったり、時間を間違えると大変。 そのため最高齢のピーターは焼け死んでしまいます。
監督はジェマイン・クレメント、タイカ・ワイティティの二人で主演もしています。 ジェマイン・クレメントは 「BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14433919.html で確か巨人で嫌な役を(^^) 「メン・イン・ブラック3」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/5561528.html にも出演していますね。 一方のタイカ・ワイティティは、グリーン・ランタンに出演していますね。
なかなか変わったモキュメンタリ―、リアルな話ではないフェイクファンタジーですが、個性的な作品でした。

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彼らは同じ館で共同生活

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彼らは鏡に映らない

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そんな彼らは自分の姿を書いてもらう

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一見優雅な生活なのだが

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