2013年作品、イ・ジュヒョン監督、キム・ユミ、チョン・ウ、ソン・ビュンホ、パク・ソヨン、イ・ジェグ出演。
４人の家族連れが、車で旅行中前に停車していた車にぶつかってしまった。 詫びるため夫婦とその父親と娘の４人が車外に出てきて、詫びながらぶつけたところの写真を撮っている。 しかしその向こうは韓国軍の施設だった。
４人は韓国のある住宅街に、住んでいる。 隣も似たような家族構成の家族が住んでおり、帰ってきた４人は挨拶をかわし家にはいるが、そこで様相は一変する。
妻の女はベク・スンへ(キム・ユミ）といい北朝鮮の工作員の班長で、夫はキム・ジェホン(チョン・ウ）、父親はチョ・ミョンシク(ソン・ビョンホ）、娘はオ・ミンジ(パク ・ソヨン）で、4人は疑似家族だった。 彼らの仕事は、韓国人の家族を装い、情報収集、そして裏切り者の脱北者の暗殺も手掛けている。
さらに彼らを監視している人間の数人いて、仕事ぶりを逐一チェックをして本国に報告をしている。
スンへは今日の手際が悪いことからジェホンを叱責していた。
４人は “ツツジ班” といい、本国の指令が連絡員のコードネーム・野ウサギという監視者たちを通してやってくる。 特にミョンシクはこの仕事について２０年、本国には家族もいる島後もいるが、まったく顔を見れていない。 大きなストレスを抱え、実は体調が悪化しているが、そんな泣き言は許されない。
４人は “ツツジ班” といい、本国の指令が連絡員のコードネーム・野ウサギという監視者たちを通してやってくる。 特にミョンシクはこの仕事について２０年、本国には家族もいる島後もいるが、まったく顔を見れていない。 大きなストレスを抱え、実は体調が悪化しているが、そんな泣き言は許されない。
いやそれだけでなく、少しでも遂行する仕事に支障が出れば、評価が下がり、本国の家族に影響をする、家族は本国に人質にとられていると同じだった。
ある日、スンヘたちはから指示を受けて、脱北した反抗する分子を暗殺する任務を負う事になった。 それは高校生くらいのミンジに対しても、仕事は一緒。 優しい性格のジェホンはなかなか殺すのをためらってしまう。 ベテランのミュンシ クが手慣れた暗殺をして事なきを得るが、ジェホンは激しく叱責される。
しかしそんなスンへも、幼い赤ん坊を殺すときは逡巡してしまう事があった。 逆にミンジに詰られた彼女は、独断で韓国への有名な亡命者を暗殺する計画を立て実行をしてしまう。
しかしそれは二重スパイで、北朝鮮にとって大きな情報源だった…
監督は長編初監督のイ・ジュヒョン、しかしキム・ギドクが製作総指揮、脚本をつとめている異色作品ですね。
主演のスンへにキム・ユミ、実はこの作品の後、疑似夫役のチョン・ウと結婚しているんですね。 私はあまり見た記憶の無い女優さんでした。
まあミンジ役のパク・ソヨンが良いですね。 今年で２０になる彼女ですが、自然な演技で、この作品でも重要な役どころをしています。
物語は北朝鮮の工作員の悲哀を描いた作品、やっていることはえげつなく、スパイというより、暗殺者という仕事が多い感じですね。 もちろん暗殺技術は長けていて、一番若いミンジも、街の不良クラスなど訳なく叩きのめしてしまうんですね。
しかし韓国で生活をしていると、やはり自由な気風に心が動いてしまう。 この隣に住んでいる４人家族がいかにも典型的な資本主義に家族で、わがままいっぱいの妻とか、甘ったれな息子、しかしそんな中にも家族の絆があり、隣同士なんで多少の交流もしなければならなくなっていきます。
スンへの独断行動から、４人は大きな危険に直面していき、とうとう隣の家族をも殺せと言う指令が来ます。
はたしてどうするのか？ これはなかなか面白い作品でしたが、こんな北のスパイ、日本にはどれくらい潜んでいるんでしょうかね？
