1971年作品、スティーヴン・スピルバーグ監督、デニス・ウィーバー主演。
平凡なセールスマンであるデイヴィッド・マン（デニス・ウィーバー）は、商談に向かうため車でカリフォルニアに向かっていた。 ラジオからはＤＪの声が聞こえてきたが、彼は今日は早めに仕事を終え帰ろうと思っていた。 最近どうも妻（ジャクリーン・スコット）と折り合いが悪い。 じっくり話す時間も取れないので、今日こそはと思っていたのだが。
客先へ向かう途中ハイウエイにて遅い大型トレーラータンクローリーを疎ましく思い追い越す。 するとその車は、逆に猛スピードで追い上げてくるのだった。 いさかいは嫌なので、先に行けと道を譲るのだが、今度は抜かした後にスピードを緩め、立ちふさがる形になる。 追い抜こうとすると邪魔をして一向にぬけないのだった。
しびれを切らしたとき、運転手が先に行けという手振りをする。 しかし追い抜こうとした時、前方から対向車が来て。 間一髪デイヴィッドは避けることができたが、あからさまな嫌がらせに彼も激怒する。 一歩間違うと大事故になったからだった。
そして彼は、途中の砂利道に入り迂回してトレーラータンク車を抜き去った。 大きく引き離し、これでもう諦めるだろうと思った矢先、下り坂を利用して、猛追をしてきたのだった。
さらに後ろを小突き始め、何とか彼はドライブインに逃げ込むのだった。
しかし気が付くと、駐車場にそのトレーラータンク車が止まっていた。 ここにいる誰かが運転しているのでは？ 意を決してデイヴィッドは運転手らしき男に声をかけるのだったが…
これはホラー作品ですよね。 じっくり見ているとデイヴィッド・ダンがどんどん追い詰められていく感じが恐怖として刷り込まれていきますからね。 そして最後まで顔を出さない、それ自体が恐怖ですね。
このトレーラータンク車が、非常に寂れた感じなんですが、何かめちゃくちゃパワーがありそうに感じますね。 そして不気味なのが、ナンバープレートをいっぱいつけているんですね。 戦利品？ おそらく今まで多くの車を葬ってきたんでしょう。
エンドクレジットに運転手の名前があり、キャリー・ロフティンというそうなんですが、画像は探したけどない。 本名なのか、もう１本出演作があるんですが、見ても字幕が出ないと分からないでしょうね。
でもだからこその不気味さを感じるんですが。
今日は早く帰ろうと思っていたデイヴィッド
