近未来のイギリス。 感染すると見境なく人間を襲うようになる新種ウィルス “RAGE” が猛威を極める中、ドン(ロバート・カーライル)と妻のアリス(キャサリン・マコーマック)は、他の生存者と共に山荘に立て篭もっていた。
ある日、助けを求める子供を、アリスは独断で山荘の中に迎えるが、子供を追ってきた感染者によって強襲を受けてしまう。 感染者たちを振り切り、自分が生きるために妻さえも見捨て、ドンはひとりボートでの脱出を果たす。
時がたち、ウィルス発生から28週後のロンドンでは、厳重な軍の監視下で再建がはじまっていた。 拠点となる特区に、海外からの帰国者も検査を受けた後、住むことを許可された。
ドンは、母親は感染者に襲われ死んだ、とだけふたりに告げる。 しかしその後、アンディを連れて特区を抜け出し、市内にある我が家へと向かったタミーによって、アリスが発見される。 アリスは生きていた。
監視下にあった姉弟はすぐに保護され、アリスは医療センターに収監される。 研究の結果、アリスには “RAGE” に対する免疫力があることが判明し、ワクチンへの期待が開かれる。
一方、子供たちに不信感をもたれたドンは医療センターに侵入し、アリスに許しを請うように唇にキスをしてしまうのだった・・・
これは前作 「28日後...」 の続編ですね。 前作はウィルスがどんどん広がって、人間が追い詰められていくお話でしたが、やっとたどり着いたところが、人間の最後の欲望の地だったという皮肉が描かれていましたね。
今作の監督はファン・カルロス・フレスナディージョ、一番新しい作品は日本未公開なんで監督作品が見れるのはこれが代表作で一番新しい?
私はこの作品にジェレミー・レナーが出ているのが驚きでした。 「プリズナー」 で準主役を演じ、「ハート・ロッカー」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/6752394.html で大注目を浴びる直前の作品、役どころは似ていますが、方や現代の戦場、ここは汚染されたイギリスというどちらも軍人の役でしたね。
物語は、一旦はウィルスが死滅したとされていたイギリスに、再び人類が入り始めた時に怒った悲劇でしたね。 感染者がもしいたら? そのために安全区を指定して入植を開始するんですが、どうしても自分たちの住んでいた家に帰りたいという感情をもって、入り込んだ姉弟がこの災害を引き起こしたと言ってしまえばそうなんですが、だからと言ってそれは責められない。
しかしどんなウィルスでも、それに対抗性を持っている抗体はあるんでしょうね。 でもそれが見つかるまでは苦難の連続、ゾンビウィルスならなおさらの気がしますが。皮肉な親子、夫婦のドラマも合わさった、イギリス発のゾンビドラマの後編でした。
妻を置いて逃げるドン
夫に助けを求めるアリス
タミーとアンディは自分たちの家にこっそり向かう
しかしここは危険な場所、しっかり警備の兵がいた
そしてアリスは生きていた