ベストセラー冒険小説家アレクサンドラ・ローバー(ジョディ・フォスター)は、対人恐怖症で外出恐怖症、そして潔癖症の引きこもり。 自分が書くヒーロー、アレックス・ローバー（ジェラルド・バトラー）とは似ても似つかない女性だ。
新作の執筆に励んでいるものの、原稿はなかなかはかどらない。 何か小説に役立つネタはないかとネットで検索していたところ、孤島の火山のふもとで暮らす海洋生物学者ジャック（ジェラルド・バトラー）の記事に目を留める。 大いに興味を惹かれたアレクサンドラは、ジャックにメールを送って協力をあおぐことにする。
ジャックは、アレクサンドラの住むサンフランシスコから遠く離れた南の島で、娘ニム（アビゲイル・ブレスリン）と手作りのツ リー・ハウスで二人暮らしをしている。 元気いっぱいのニムは、冒険小説シリーズの強くてかっこいい主人公アレックスの大ファンで、寝る前に新作を読むのを楽しみにしている。
ある日、ジャックは新種のプランクトンを採取するために船旅に出る。 一人で留守番するニムは、アレクサンドラからのメールを受け取る。 ニムは送信者名がアレックス・ローバーとなっているのを見て、憧れのヒーローからのメールだと思い込んで大喜びし、ジャックが海から戻ったら必ず協力すると約束する返事をする。
一方、ニムをジャックの助手だと勘違いしたアレクサンドラは小説に使えそうなネタをニムに質問していき、二人は交流を持つ。
ある夜、島を激しい嵐が襲い、ニムは船が難破したジャッ クと連絡が取れなくなる 。ニムはヒーローのアレックスが必ず自分を助けに来てくれると信じて、アレクサンドラにSOSのメールを送る。
ニムが幼い子供だと知ったアレクサンドラは、警察に電話しニムを助けようとするが、相手にされない。 事態の深刻さを憂慮したアレクサンドラは、アレックスの幻影に励まされながら、一大決心をし、地図にも載っていないニムの暮らす島に旅立つ…
共同監督のマーク・レヴィンとジェニファー・フラケットはご夫婦なんですね。 脚本参加の作品では、「センター・オブ・ジ・アース」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/9295523.html 他数本ありますが、なんとなく似ている感じがするのは、動物と南の島の生活のところでしょうか？
ジョディ・フォスター演じる引きこもりの小説家のローバーですが、家から一歩も出ようとしない、ほとんど彼女の空想の世界でのお話に見えてしまうほどですね。 そして冒険野郎の役でジェラルド・バトラー、近作は 「キング・オブ・エジプト」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14413859.html で暴君：セト役でした。
そして今から8年前では子役だったアビゲイル・ブレスリンが出演しています。 順調というか、その後もコンスタントに出演していて、近作では 「8月の家族たち」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/12198991.html ですが、私は 「マギー」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13891031.html での印象が最近は強い。 シュワちゃんの悲しい娘役でした。
物語は二役のバトラー演じるアレックスと、ジャックがちょっと混同してしまいますし、自分の名前を主人公にしてしまっている小説家のローバーと、ちょっとややっこしいお話になっていきますね。 見ている方もうっかりすると見逃してしまう点ですね。
この作品、島の動物たちが可愛いんですよね。 しかしこの島に良からぬ輩が登場、自然を荒らしにやってきます。 ここで立ったひとり抵抗するニムは可愛いですね。
悲劇にはならないだろう作品、どういうハッピーエンドが待っているのかが、オチの作品でした。
