anttiorbの映画、映像の世界

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キング・オブ・エジプト


神と人間が共生する古代エジプトでは神々を讃える石像やピラミッドが建ち並び、生命の神オシリス王(ブライアン・ブラウン)の統治のもと、繁栄を誇っていた。 神たちは動物に変身できる能力を持ち、赤い地ではなく金の血が流れていた。
オシリスの父・ラー(ジェフリー・ラッシュ)は、繁栄するエジプトをオシリスに、過酷な環境の砂漠を弟のセト(ジェラルド・バトラー)に収めさせていた。 そして自らは空である使命を持って活動していた。
オシリスは、息子の天空の神ホルス(ニコライ・コスター=ワルドー)に王位を継承させることを決める。 その即位式のため、民衆は思い思いのお祝いの品を持って即位式に参列するのだった。
ベック(ブレントン・スウェイツ)は名もない泥棒だった。 しかし彼には美しい妻ザヤ( コートニー・イートン)がいた。 彼女のために綺麗な服を盗むことは簡単なことだった。
神々たちは豪華な贈り物を、民衆はそれぞれ身の丈にあった贈り物を、しかしオシリスは分け隔てなく息子の王位継承の儀式を祝ってくれる誰もに感謝を述べる。
しかしその時オシリス王の弟ホルスが現われる。 祝いにギリギリ間に合ったことをセトやオシリスも感謝するが、次の瞬間彼に率いられる軍勢が現われた。
いきなりオシリスに戦いを挑むセト。 戦いをする気のないオシリスに剣を突き刺し殺害するセト、彼はいままで自分ばかりがなぜ辺境を治め、兄が肥沃な地を治めているかが大いに不満だった。 そして一気に王位を奪い取りにきたのだった。
父を殺され、怒りに満ちたセトとホルスは戦闘になるが、自らの軍勢に加勢をさせ、ホルスから両目を奪う暴挙に出るセト。 そして新たにエジプトをセトが支配するようになる。
今までの自愛に満ちた統治から一変、エジプトは死んだあとも金がものを言う統治に変わっていき、人間は逆らえば奴隷に、歯向かう神々もことごとく殺されていくのだった。 そして両目を失ったホルスは姿を消してしまうのだった。
そしてホルスを愛していた “西の女神” ハトホル(エロディ・ユン)はホルスの命を助けた代わりにセトの愛人となっていた。
盗賊のベックは、建築家でセトの側近に仕えていた妻のザヤを何とか救おうと、あるものを盗む計画を立てていた。 それはホルスの “眼” だった。 しかしそこには大いなる仕掛けが作られていたのだった・・・

神話の世界のエジプトを、最新のCGで映像化したSF作品です。
監督はアレックス・プロヤス、 「ア イ、ロボット」 「ノウイング」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/2363557.html を撮っている監督、SF作品はお手の物でしょうが、今回は世界観がちょっと違いましたね。
主演はブレントン・スウェイツ、「マレフィセント」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/11852193.html ではフィリップ王子役をしていて、均整の取れた顔ですが今回は盗賊でした。 美青年過ぎますが(^^) 相手のザヤ役は コートニー・イートン、「マッドマックス 怒りのデス・ロード」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13179139.html に出演していました。 二人とも主演ではないですね。
もちろんそれぞれの神の役の、ニコライ・コスター=ワルドージェラルド・バトラーの戦いが中心となるんですが、今作は若い二人が主演のポジションかもしれません。
物語は邪心を抱いたセトに、ホルスが復讐をするというお話、神話を知っている人に知っているお話ですね。 ただ、ちょっと見、近未来の超人の対決のようですね。 そしてやはり英語で流暢にしゃべるのが、さすがに違和感がありました(^^)
単純にSF作品と見るのが一番いいようですね。 CG技術はさすがにたいしたもんでしたが。

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王位に付くことになったホルス

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そこに現われた叔父のセト

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王を祝いに来た二人だったが

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眼を奪われたホルスに片眼を届けに行くベック

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そしてセトを倒すために

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