2012年作品、バリー・レヴィンソン監督、ウィル・ロジャース、クリステン・コノリー出演。
2009年7月4日。 メリーランドのイースタン・ショアは落ち着いた街だった。 海辺のチェサピーク湾町では、あるシステムを導入したことから発展をした。 海水淡水化装置で、この水を使って飼料にも、飲料水にも利用していた。 ストックマン町長 (フランク・ディール)も、このシステムは街の誇りとまで言っていた。
そしてその二人の研究者の遺体が発見される。 しかし内臓を食い破られていたので、サメにやられたという見方がなされていた。 しかし専門家が見ればサメはそんな喰い方をしないのは明白なのだが。
そして、決定的なことは、独立記念日に起こる。 小さな港町クラリッジはお祭りで賑わっていた。 しかし突然嘔吐する人間が続出する。 さらには体の一部に大きな水ぶくれができ、強烈な痛みを伴う症状の患者が一気に現れる。
パトロールをしていた警官が、道路に倒れていた人間を発見する。 その人間はすでに死んでいて、実はこの一連のパニックの最初の犠牲者だった。
お祭りで具合が悪くなった患者たちは、地元の病院に運ばれる。 見たことのない急速な症状と、悪化に驚いた医師・エイブラムス医師 (スティーヴン・クンケン)は、すぐに疾病管理予防センター(CDC)に連絡をし、対応策を問い合わせるが、CDCの担当者も戸惑うばかりの、恐ろしい前例のない病気・感染症であった。
恐ろしい独立記念日を迎えた港町だった…
監督はバリー・レヴィンソン、「スリーパーズ」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/9216487.html を見ていますが 「レインマン」 「グッドモーニング, ベトナム」 などが代表作ですね。
この作品はドキュメンタリータッチの、いわゆるファウンド・フッテージ形式の作品になっています。 “モキュメンタリ―” “POV” というのもありますが、第三者によって発見された (found) 未編集の映像 (footage) という意味ならこういう作品でしょうね。
クリステン・コノリー演じるニュースリポーターのステファニーが、実際にカメラマンと撮った映像と、事件が終わった後、彼女が生き残ったためにそれを振り返り、語るという方式を取っています。
強烈な伝染病なのか? それはどこから来たのか? 噂が広まり始めると、言いたいことをネットが騒ぎ始めます。 エイリアンの仕業だとか、宗教的なことを言う輩もいますが、実はこれはある意味モンスター作品でしたね。
この手法が好きな私にはツボの作品ですが、何事もなかったように修復、隠蔽してしまう怖さが残ったホラー作品でした。
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この事件を追うステファニー
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そしてこの警官が事件の始めての目撃者になる
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