anttiorbの映画、映像の世界

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ルート225

2006年作品、中村義洋監督、多部未華子主演。

中学2年生のエリ子(多部未華子)は、ある日、帰りの遅い弟ダイゴ(岩田力)を母(石田えり)から迎えに行ってほしいとやんわりお願いをされてしまう。 面倒に感じたが、母のこういう頼みには弱い彼女は出かけようとすると、母は雨が降りそうだから傘を持って行くように言われる。
しかし空にはそんな雨雲は全く見えず、雨など降りそうではなかった。
ダイゴは公園のブランコにいた。 そしてダイゴはなぜか上半身はシャツ1枚だった。なぜワイシャツを着ていないかと聞くと、どうやら軽いいじめに遭っていて、ワイシャツには大きく落書きをされているからだった。
そんな弟をからかいながらの帰り道。 通ってきた国道が海に変わっていることに気づく。 「海なんてうちの近くにないはずだよね」 呆然とするふたり。 海だけじゃなく周りの風景も一変している。 ここはどこなのか。
動揺するエリ子だったが、落ち着いて関町3丁目はどこかと歩いている人に聞くが、そんな地名は無いと言われてしまった。 しかし、運良くダイゴの同級生だったクマノイさん(市川春樹)という少女に会うも、何故かダイゴが固まっている。
「僕たちもう家に帰れないかもしれない」 「なに、それ」 「だってクマノイさん死んでるもん」 不安になって歩くうち公園に戻ることができたので、今度こそちゃんと家に帰ろうと公園を出たふたり。 
そして公園の公衆電話から電話をかけると、母は家にいて、なんでこんなに帰りが遅いのかを怒っていた。 もう一回、家に向かうと今度は海はなくなっていたので安心するが、なにかが違うような気がしている。
そして家には母の姿は無く、父も帰ってこなかった。 翌朝、学校に行くと、学校はいつもの通りだが、仲違いしたはずの元親友・大久保ちゃん(小南千明)が親しげに話しかけてきた…

初期の中村義洋監督は、ホラーや不思議な作品を手掛けていますね。 その中で、なかなか面白い作品の一つですね。 監督の最新作は「殿、利息でござる!」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14150536.html ですね。
また多部未華子も、映画としては初主演だったと思います。近作は 「あやしい彼女」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14026876.html です。
物語は、ある日二人の姉弟が紛れ込んだ、不思議な今と似たような世界ですね。 でも、どうもここはなにかが少しずつ違う世界のようです。 そしているはずのない人間がいたり、決定的なのは両親が欠如してしまっているところですね。
ただ、途中までは二人がいる世界が安定しません。 ただ、唯一母と連絡ができるのが、公衆電話からの電話、それもあるテレホンカードを使った時だけなんですね。
はたして二人は両親のいる世界に戻ることができるのか? 
10年以上前の多部未華子が幼くて可愛かったですね。

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弟を迎えに行くことになったエリ子

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しかし帰れなくなる二人

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何とかして家に帰ったが両親がいない

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いじめっ子に制裁!

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二人はもう一度両親に会えるのか?

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