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サウスポー

2015年作品、アントワーン・フークア監督、ジェイク・ジレンホール主演。

ボクシング選手のビリー・ホープジェイク・ギレンホール)は、誰もが認める無敗の世界ライトヘビー級王者。 今夜は、ボクシングの聖地マディソン・スクエア・ガーデンで試合を行っている。
彼のファイトスタイルは、あまりガードをしないで打ち合うスタイル。 だから絶えず傷だらけになってしまう。 打ち合っていく中に、怒りが湧き上がり、そして相手がひるんだ時は決して逃さない、逆転KOが多いのが特徴だった。
きょうの試合も強烈な右で逆転KOを決め、脚光を浴びていた。 WBC、WBA、WBO、IBF、4大タイトルの統一チャンピオン、43戦無敗の王者だった。
彼の生い立ちは、親を失い施設で育った。 そしてその時に同じ施設にいた仲間が今のブレーン兼ボディガードでもあった。 そして、彼の妻・モーリーン(レイチェル・マクアダムス)ともこの施設で知り合い、彼が傷害事件を起こし捕まっているときも彼のことを待っていた存在、ビリーの一番の理解者であり、そして彼のすべてを管理している絶大な存在のパートナーでもあった。
二人には一粒種の娘がいた。 娘はレイラ(ウーナ・ローレンス)というのだが、両親は彼女に決して試合を見せることは無かった。 殴られ傷を負う父の姿を見せるわけにはいかないからだ。
そんな彼のスタイルをモーリーンは心配していた。 そしてしばらく彼を休ませようとしていたが、マネージャーの ジョーダン・メインズ (カーティス・“50 Cent”・ジャクソン )は、次の対戦相手は楽勝の相手にして、まだ稼ごうと進めるのだが。
しかし王者を挑発している男がいた。 ほとんどの強敵を倒してきたビリーだったが、コロンビア出身のミゲル(ミゲル・ゴメス)は、無敗の王者に挑戦をアピールしていたのだった。
そして彼の行先に、ミゲルは現れ、そしてついに施設でのスピーチの後、妻に対する侮辱を受け、ビリーはキレてしまう。 しかしその時一発の銃声がなり、モーリーンからおびただしい鮮血が。 そしてモーリーンはビリーの腕の中で息を引き取るのだった。
どん底に突き落とされたビリー、潮が引くように、金も、友も、そしてついに娘も彼のもとから離れていくのだった…

ただ気がかりなのは、今までとは打って変わった役をこなすジェイク・ギレンホールですね。 最新公開作は 「エベレスト3D」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13651318.html でしたが、あれもちょっと変人ではありませんが、憑りつかれたような役でした。 もちろん 「ナイトクローラー」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13880186.html でも好演でした。
今作は凄い肉体に改造していましたね。 問題は顔ですが、ここで傷だらけの顔をすることで、凄味をつけている感じでしたね。 上手い設定だったと思います。
まあボクシング作品で、家族とに絆、復活劇というベタの作品なんですが、それはそれでうまい作りになっていますし、後半出てくるフォレスト・ウィテカーがやっぱり上手い!
見ごたえはばっちりのファイト作品でした。

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試合直前の二人

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打ち合うスタイルのビリーは傷だらけ

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そんなスタイルを心配するモーリーン

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試合後、夫のことをいたわる妻だが・・・

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妻を失いティックのもと再起を目指すビリー

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娘を取り戻すために

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