anttiorbの映画、映像の世界

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京都太秦物語

2010年作品、山田洋次、阿部勉監督、海老瀬はな宇佐美吉啓、田中壮太郎出演。

京都太秦大映通り商店街。 クリーニング店の娘、東出京子(海老瀬はな)は、立命館大学の図書館に勤めている。 仲の良い幼なじみの梁瀬康太(USA)は豆腐屋の息子で、アルバイトをしながらお笑い芸人を目指してオーディションを受け続ける日々だった。
ある日、京子は図書館で白川静文字学を研究する榎大地(田中壮太郎)と出会う。 学問一筋の大地は、不器用な男で、この年まで独身、女には縁のなさそうな男だった。 しかし、分け隔てすることにない、京子の優しさに彼は一目ぼれしてしまい、研究への一途な態度と同じ情熱を京子に振り向けていくのだった。
一方、康太は自分の将来について悩んでいた。 実は彼はピンではなく、相棒とコンビを組んでした。 しかし今は別れてピン芸人を目指しているのだ。でも、彼はピンではなかなか目が出ない感じの男だった。 身内の中で漫談を披露するのだが、何かしっくりいっていない感じが充満していた。
いつしか、京子との関係もうまくいかないでぎくしゃくし始める。 
そして、晴れ舞台だったはずの学園祭で、康太はピンの芸を披露することになった。 しかし今までいたお客はどんどん帰り始め、男の学生の客たちは、「もっと面白くしてくださいよ!」とヤジまで飛ばし始める。
「彼は自虐的に「おもしろくないからオーディションに落ちてしまうんだ」とギャクとも本音ともつかない切り返しを見せる。
慰めようとした京子だったが、それはかえって浩太を追い詰めることになってしまい、とうとう二人は喧嘩してしまう。
そのタイミングで榎は、何と京子に告白するのだった。 それは何とも古風というか変わったやり方で、忘れ物の中に漢詩を書いて入れておくというやり方で、京子にはまったく理解できない物だった。
はたして二人の、いや三人の恋の行方は?…

山田洋次と、阿部勉の共同監督のこの作品、阿部勉は山田監督の助監督を多くしているんですが、ほぼ今作も阿部監督独自という感じではないでしょうか? もう1作単独名義の作品があるようです。
今作は、山田洋次監督が客員教授を務める、立命館大学の学生とともに作り上げた、京都太秦大映通り商店街を舞台にしたラブ・ストーリーなので、太秦というところに特化していて、ドキュメンタリーみたいなシーンも挿入されていて、この地の紹介にも前半なっているんですね。
物語は、一人の女性をめぐる三角関係が描かれています。 松竹の女優発掘オーディションでグランプリを取った海老瀬はなEXILEのÜSAという異色の組み合わせですが、そこに大学教授のおじさんが割り込んでくるんですね。まあどう考えても付け入る隙はないんですが、それでも善戦? しているんですかね。
まあ落ち着くところに落ち着いた結果にはなるんですが、この作品山田タッチではないんですね。 名前だけを弟子に貸しているという感じです。
あと、海老瀬はなは「築城せよ!」http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/12331469.html ではヒロインになっていました。
これでようやく彼女が認識できました(^^)

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オーディションに行く康太と京子

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京子の家族

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ある日榎と出会う

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学園祭で全く受けない康太を励ますが

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二人の仲は一体?

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