「夜警の報告書」
深夜の廃ビルで夜警を行う警備会社の報告書には、「異常なし、ただし着物の女性1名」そんな気味の悪い報告が上がるようになっていた。新人の警備員が幽霊が出ると怖がり辞めてしまい、責任者(竹中直人)は信頼できるベテラン警備員(嶋大輔)を雇うもすぐに辞めてしまう。果たして廃ビルには何がいるというのだろうか・・・。
「残煙」
「手袋」
一人暮らしをしているOL(高岡早紀)がある日家に帰ってくると、昔付き合っていた元カレ(大沢樹生)が部屋の前に立っていた。泊めて欲しいということで招き入れるが、復縁を迫られその日は泊めるがもう来ないでくれときっぱりと告げる。
しかしその日を境に、夜な夜な首を締められ目を覚ます様になってしまう。果たして女の首を締める手の正体とは?
「重いッ!」
ある晩子どもと布団をならべ寝ている母親(井上晴美)がお腹の上にとてつもない重みを感じて目を覚ます。なんとか動く両手を使い、目覚まし時計を手に取り見えない相手を攻撃する母親。やっと重みを感じなくなりホッとするが、今度は腕を掴まれる。そこにはある男(北村一輝)の姿が・・・。
「姿見」
卒業を控えた学生2人(内野謙太、上條誠)が学校の体育館で他愛もない会話をしながらバスケットボールをしていた。手元が狂い転がっていったボールの先には、不気味な噂のある姿見があった。その姿見を意を決して覗いてみる学生。果たして彼の見たものとは!?
「視線」
学校の課題のため将来の夢をビデオに向かって話す主人公(堀北真希)。しかしそこにはいるはずのない何者かの姿が写ってしまう。担任(乃木涼介)に相談するとそのビデオは誰にも見せない方がいいと忠告されるが、クラスメイトに見られてしまいついには心霊ビデオの上映会をしよう!と勝手に決められてしまう。
乗り気ではなかった主人公だが、周りからちやほやされることに気を良くする。しかし上映会がとんでもない結末を招くことになる。
「約束」
出張する叔父(小野寺昭)が住む高級マンションの留守を任された主人公(曽根英樹)。冷蔵庫の中のものも好きに食べていいと言われ、高層階での夢の様な生活にうきうきする主人公に叔父がこれだけは守ってほしいという約束ごとを提示する。
それは名前を呼ばれたら絶対に返事をして欲しいというものだった。意味の分からない約束に困惑するも、必ず守ると約束する主人公。名前を呼ぶのは一体誰なのか、そして約束を破ったときに起こる出来事とは・・・。
「ヒサオ」
障子の向こうに映る息子の影に話しかけ続ける母親(烏丸せつこ)。部屋中が水浸しで、息子からの返事はない。果たしてこ親子に降りかかった悲劇とは!?…
“怪談新耳袋”シリーズは、実はいつか書こうと思っていましたが、あまりにも多いので、ちょっと迷っていました。 まあほかのシリーズもいろいろある中、短編で見やすいので、観る分にはいいんですよね。 まあ続くかどうかですが、劇場版を中心に書いて行こうかと。
これは劇場版の1作目です。
8作品の短編のオムニバスですが、大体10~15分で作られています。 テレビシリーズの手法そのままで、結末はほとんどバッドエンド、基本解決はしないいわゆるホラーの王道仕上げは、私の大好きパターンですね。
どうして “出てくる” のか? まあわからないままで終わるのもあり、なんとなく想像できるのもあり、様々ですが、それはそれでそういうものとして楽しむことができますね。
8作品としての好みは、やはり1作目ですね。 これは明日アップする「残穢」とちょっと重なる部分もあり、感じる人、感じない人、ちょっと感じる人、割り切る人、人は怖いと思うかどうかでいろいろなんですが、この廃ビルは半端なじゃい強さの怨念がありそうですね。 膨らませても面白そうな題材でした。
まあ徐々に書いて行こうと思います。
抜け出してドライブに
のしかかってくる男
10年後の自分というビデオを撮っていたら
襲いかかる亡霊
留守番をすることになったが、おじさんからある約束が