anttiorbの映画、映像の世界

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DO YOU LIKE HITCHCOOK? ドゥー・ユー・ライク・ヒッチコック?

2005年作品、ダリオ・アルジェント監督、エリオ・ジェルマーノ主演。

少年ジュリオは、森の中に入っていく怪しい女の後をつけていた。 途中気付かれそうになるが、何とか隠れてやり過ごし、またついて行くと女は、もう一人の女と落ち合う。 二人は連れ立ってある小屋に入っていく。
そして一人が持って来た鶏を取り出すと、いきなり肉を裂きはじめる。 驚いたジュリアが物音を立ててしまうと、二人はジュリアの名を叫びながら追いかけてくる。 必死に逃げる少年ジュリアだった。
時は流れジュリア(エリオ・ジェルマーノ)は、青年になっていた。 大学生で、映像関係、特に映画の研究をしていて、近くのレンタルショップの馴染みになっている。 レンタルショップをやっているアンドレア(イヴァン・モラレス)とは仲良くなってしまっている。
彼の覗き癖は、この年になっても治らない。 つい、迎えのアパートを覗き見してしまうが、そこに住んでいる美人の女・サシャ(エリザベッタ・ロケッティ)の着替えのシーンを見てどきりとしてしまう。 彼女の名前は、レンタル屋でばったり会って、アンドレアに聞いたのだった。
しかし、彼女はいつも母(ミルヴィア・マリリアーノ)と喧嘩をしている。夜中に彼女は借りてきたDVDを見ていると音がうるさいと、激しい言い合いになっているようだった。
ある日レンタルショップに行くと、見知らぬ美人がいた。すぐにアンドレアのいない隙を見て会員履歴から彼女の名前を検索すると、フェデリカ(キアラ・コンティ)という名前の女性だった。 そしてバイクで彼女の住んでいる近くに行くと、なぜかサシャと会っているのだった。
そして数日後事件が起こった。 サシャの母が何者かに殺されたのだった。そしてジュリアは、これはヒッチコックの作品にある殺人事件だと直感するのだった…

これはテレビ作品なんですが、なんとダリオ・アルジェント作品なんですね。 題名も原題で「 TI PIACE HITCHCOCK?/DO YOU LIKE HITCHCOCK? 」という事で、イタリア/スペイン作品です。
主演のエリオ・ジェルマーノはイタリアでは、けっこう売れている俳優さんらしいですね。 今作ではちょっと覗き趣味の若者、これは子供のころからの悪い癖みたいですね。
このあたりは、「裏窓」ですね。 そのほかにもヒッチコック作品のオマージュ的な部分が色濃く、なかなかのテレビ作品でした。 監督作品は、「シャドー」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/12282492.html という作品を見ましたが、彼の作品というのはサスペンス、ミステリーという枠組みの中でしっかり見せてくれますね。
お話は、のぞき癖のある青年が、映画からヒントを得て、その真相にどんどん首を突っ込んでいくお話。 もちろん、痛い目に遭っていくんですが、ちゃんと恋人もだんだん参加していきます。
そして終わったと思ったら、もうひとひねり。 結構面白い作品でした。

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少年ジュリオ、どうしても見たくなる癖

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大人になっても変わらない

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ちゃんと恋人もいる彼だが

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レンタルビデオ店で覗いていたサシャと会ってしまう

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そしてもう一人の美女フェデリカと何か話しているサシャ

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そして起こってしまう殺人事件

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