anttiorbの映画、映像の世界

不定期で、旅ブログも立ち上げます!

ザ・フォッグ


小さな港町、アントニオ・ベイ誕生百年祭の前夜。 少年たちは、老漁師が語る恐ろしい話しに夢中になっていた。
それは、百年前の夜難破して死んだ“エリザベス・デーン号”の乗組員が再び霧のたちこめる時に復讐のために戻ってくるという伝説だった。
午前0時、私設放送局KABのディスクジョッキー、スティビー・ウェイン(エイドリアン・バーボー)が町の誕生を告げると、同時に町では怪奇な現象が続発した。 教会のマローン神父(ハル・ホルブルック)の部屋では、無気味な予告が記入された日記が出現し、町のマーケットでは商品が倒れ、ガソリン・スタンドのオイルが噴き出し、無人の車のヘッドライトが点灯し、また、ヒッチハイクの娘エリザベス(ジェイミー・リー・カーティス)を乗せて家に向かう途中のニック(トミー・アトキンス)のトラックの窓ガラスが突然砕けた。 さらに帰航中のトロール船“シー・グラス号”が霧に包まれ、3人の漁師が何者かに殺された。
次の日、スティビー・ウェインの息子のアンディー(ウェイン タイ・ミッチェル)が海岸に行くと、海岸に金貨が流れ着いていた。 それを拾おうとすると、なぜかそれは船名が書かれた木の板のなっていた。
船名はデーン号、それをまだ寝ていたスティービーに見せると、彼女は怪訝そうな顔をするのだった。
昼が過ぎ、百年祭祝典の女性議長キャシー(ジャネット・リー)は、夫の乗った“シー・グラス号”が帰らないのを心配しながらも、助手のサンディ(ナンシー・ルーミス)を伴って神父を迎えに教会に行った。 そこで2人は、神父からアントニオ・ベイの呪われた歴史を聞いてショックを受けたのだった…

3年前にリメイク版 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/5171007.html を見て以来、いつかオリジナルを見ようと思っていました。先日加入したHuluに何とラインナップされていて、さっそく視聴、懐かしかったですね。 確か地上波でも一回見直した覚えがあります。
いまどきのホラーに比べると、最初の仕込みの部分、いわゆるプロローグをじっくり描いていることに気がつきましたね。 どうしてこの街が狙われたのか? またなぜ今彼らが襲ってきたのか? その辺りをじっくりと語っているんですよね。
オーソドックスのホラー作品、今のホラー作品は、まずはじめに掴みで怖がらせて、そこからいったん静まり返ってというやり方ですが、意外に静かな立ち上がりでしたね。 見直してびっくりしました。
この霧の中から現れる怨霊が、とにかく不気味で怖かった。 誰を狙っているのかが、今一つはっきりしないですし、殺されていく人間は行き当たりばったりですよね。
なんと言ってもジョン・カーペンター監督、だんだん怖がらせていく手法は、秀逸ですね。 そしてラストのあの恐怖、思い出しちゃいました。
古典的な心霊ホラーを見たくなったらお勧めですね。

イメージ 1
この街の昔の話を聞く子供たち

イメージ 2
記念の日の放送をするスティビー

イメージ 3
しかし霧と共に怪異が起きる

イメージ 4
神父の祖父の日記に恐ろしいことが

イメージ 5
教会に現れる6人の亡霊たち

イメージ 6