anttiorbの映画、映像の世界

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ピース オブ ケイク

2015年作品、田口トモロヲ監督、多部未華子主演。

梅宮志乃(多部未華子)は付き合っていた正樹(柄本佑)と上手く行かなくなった。 今まで尽くしていたのに、結局は流されて二股になってしまって、会社も辞める羽目になり、引っ越してしまった。
オカマの天ちゃん(松坂桃李)と、ナナコ(木村文乃)が引越しの手伝いに来てくれた。 古びたアパートの1階、傷心の志乃に代わっててきぱきと整理をしてくれるナナコ、そしてオカマの立場でざっくばらんに意見を言ってくれる天ちゃん。
2人が帰った後にベランダに出ると、隣の男もちょうどベランダに出てきた。 一応挨拶をする志乃、男が笑った。 その時心地よい風が吹いた。
天ちゃんが勤めているレン タルビデオ店で面接を受け、とりあえず働こうということになった。
そこでまず店長に会おうとするとなんとその男は、隣に住んでいる男・菅原京志郎(綾野剛)だった。 あっさり面接に合格する志乃、そしてだんだん志乃は、菅原に惹かれていく、いやもう風が吹いた瞬間から好きになっていたのだった。
しかし次の日、隣のベランダに現れたのは菅原ではなく見知らぬ女、それは菅原の付き合っている女・あかり(光宗薫)だった。 彼女は庭に植えていたトマトを無造作に放り投げ、不愛想に入ってしまう。
彼女のいる店長の菅原、でももう彼女の心は菅原に向かっているのだった…

多部未華子主演の映画って、ちょっと久しぶりに観ました。 もてない女子高校生役の「君に届け」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/5029066.html 以来でした。
今回はずいぶん大人になったなあというのがまず第一印象でしたね。 幼い外見の彼女ですが、ちょっと流されやすい女性役で、キスシーン、ベッドシーン、思いっきり見せないけど脱いでいましたね。
また監督としての田口トモロヲ作品も初めてでした。 脇をやらせると味のある俳優の監督ですが、監督としてもなかなかでしたね。
男に惚れるのでなく、惚れられて付き合いだしてダメになる。 典型的に自分の無い女、でも何となく男であれ、女であれ、こういう付き合い方はよくあるパターンで、このまま結婚して行くパターンも多いでしょうね。
それで上手く行くかどうかは本人たち次第です が。
この作品はそんな何とかこのジレンマから抜け出そうともがく女性と、結局同じような惚れられてから付き合いだした男との恋愛作品でしたね。
あまり期待値を上げないで見ましたが、結構良かった。 こういう綾野剛もなかなかでしたし、元AKB48研究生の光宗薫が結構いい存在感の役をこなしていましたね。
面白かったです。

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傷心でじっこしてきた志乃、二人は手伝い

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そして隣の男

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バイトの面接に行くと、その彼が

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しかし菅原のは彼女が

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はたして彼女の方向は?

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