anttiorbの映画、映像の世界

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集団殺人クラブ GROWING

2004年作品、谷洋平監督、小向美奈子遠藤憲一出演。

ある夜、ミキ(小向美奈子)はおぞましい悪夢にうなされていた。 場所は女子トイレ。 ミキの足元には、そこで産み落とされたばかりの胎児が転がっていた! 恐怖のあまり目を覚ました。
しかし夜中にナナ(石川佳奈)に呼ばれたミキとアミ(柳沢なな)はナナの家で、ナナが産み落とした胎児を見せられる。 ミキは正夢になったと思い、なんとか胎児を処分しなくてはと思い立ち、ミキの父親(松田悟志)が所有する別荘へおもむく。 胎児の親は、二人の知らないDJということだそうだが。
ここは今は誰も使っていない筈だった。 しかし戸棚を開けると、眠っているような男(遠藤憲一)がいた。 ミキが所持品を調べていると外は突然の雷になった。
その瞬間、男は急に目を覚ました。
出前を取ると、男は腹が減っていたらしく、貪り食いながら自分はタケゾウと名乗る。 人間なのかという問いに、彼は自分でもわからないと言う。
呪文を唱えてくれる人間の言うことを聞くとも言うタケゾウだった。 友好的な態度に終始するタケゾウ、そしてミキのいうことを何でも聞くことになるタケゾウ、そして彼は一瞬のうちに東京に帰してくれた。
帰って来るとミキの母は、伊豆の山荘を売ろうと思うと言い出す。 学費に充てたいと言うのだが、ミキは売らないでほしいと言う。 あの山荘は、ミキが家族3人で行った大事な思い出の場所だった。
ミキはタケゾウを呼び出し、お金が欲しいと言う。 そしてだんだんタケゾウを顎で使うようになっていった。
そんな時、ナナの父親のDJ・サムエル(ポップ・エニング)に会うと、自分の子ではないとしらを切り、ナナは遊んでいるので自分が父親と限らないとまで言うのだった。
そして、ミキはタケゾウにサムエルを懲らしめてほしいと言うと、タケゾウはあっさりと彼を殺してしまう。 3人はちょっとタケゾウが恐ろしく感じるようになって行くのだった…

今回は今は復帰は難しい、小向美奈子が主演です。 結構ホラー作品には彼女は出ているんですよね。 冒頭はいつもは、しょうもない女子高校生の4人連れで始まるんですが、彼女は結構しっかりしていて、リーダーシップがある女の子役なんですね。
タケゾウと会ってから逆にちょっと堕落して行きます。
と言うのは、今回のタケゾウは単なる殺人鬼ではなく、特殊能力を使える存在に、ちょっとパワーアップしているんですね。 場所の移動だったり、何でも望みを叶えたり、しかしだんだん殺人に走ってしまうのはタケゾウならではの展開になっていきます。
今回は、殺した人間がゾンビ化すると言う設定もあります。 そしてちょっとファンタジー要素も入ります。
だんだんタケゾウが進化してきている、そんな作品でした。

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胎児の処理に困った3人の前に現れるタケゾウ

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3人の、特にミキに懐くタケゾウだが

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いつしかエスカレートしていき…

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