anttiorbの映画、映像の世界

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ラブ&ピース

2015年作品、園子温監督、長谷川博己主演。

2015年夏。 テレビで、4人の評論家が、2020年の東京に決まったオリンピックの話をして、景気のいいことを言っている。 しかしその中で、ロックミュージシャンになる夢が破れた冴えない鈴木良一(長谷川博己)のことをこき下ろす。 
彼は街に出ても、歩いていても肩をこずかれ、電車に乗っても女子高生(真野恵里菜)に笑われ、楽器の部品会社でも“馬鹿”と絶えず言われている冴えないサラリーマンとなっていた。
絶えず腹が痛くて、下痢が止まらない。 そんな時、会社の同僚のちょっと見暗い、思いを寄せる同僚・寺島裕子(麻生久美子)に胃腸薬をもらった。 それは彼の宝物になった。
ある日ビルの屋上で、細々と昼のパンを食べていると、亀を売っている男を見つける。 思わず子亀を買ってしまう良一。 でもその日から彼は孤独からちょっと抜け出した。 唯一の友達が出来た良一は、亀をいつも持ち歩き、可愛がった。 名前をピカドンと名付け、会社にも持っていった。
しかしある日、裕子に見つかってしまい、他の同僚にも知れてしまう。 課長(マキタスポーツ)にも馬鹿にされ、思わずトイレの便器の中に入れ、流してしまう。
嘆き悲しみ、後悔する良一。 しかし子亀は生きていた。
子亀が流れ着いた先は、捨てられた生き物、ペット、おもちゃが流れ着いた所だった。 そしてそこにある老人(西田敏行)がいた。 その不思議な老人の手にかかると、そこにいた動物や、玩具は口が効けるようになるのだった。 そして口がきける飴をもらうことになった時、老人は飴の瓶を倒してしまい、違う飴をもらってしまう。 一体その飴はなんの飴だったのか?
そして良一の人生が激変していくのだった・・・

昨年から、ファンタジー映画を作っていると言っていた園監督、これがその作品です。
全く人生を踏み外してしまった長谷川博己演じる鈴木良一、でも出会ったミドリガメの子供から彼の人生が変わっていきます。 ヒロイン?はなんとこれまた冴えないメークの麻生久美子。 せっかくの美形キャストですが、最後まで冴えないキャラのままなんですね。
でも、子亀が捨てられて老人に拾われただけでは良一の人生は変わりません。
老人のあげた飴が鍵なんですね。
この作品は 、ある意味園監督の真逆の作りたい映画なんでしょうね。 昨日アップした 「リアル鬼ごっこ」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13258754.html は、別の意味の、やりたいようにやった作品ですが、その対極にあるような作品です。
出演者は、今まで監督の作品に出た役者陣が多く出ていますし、麻生久美子西田敏行が今回招かれていますね。
家族向け?という作品かもしれませんが、ところどころ毒があるし、痛烈な皮肉も聞かされていて、ちょっと儚さもあります。
そして良一の歌う曲は3曲とも園監督自身の作詞作曲です。
ちょっとじんわりできる珍しい園監督作品でした。

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絶えず腹が痛い良一は彼女から薬を貰う

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会社での扱い

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しかし亀との出会い

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亀が来てちょっと楽しくなった良一

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謎の老人

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