2014年作品、ローワン・ジョフィ監督、ニコール・キッドマン主演。
女(ニコール・キッドマン)は目を覚ますと隣りに男(コリン・ファース)が寝ていた。 一糸まとわぬ姿で寝ていた彼女は、隣のバスルームに行くと、壁にはびっしりと写真が貼ってあり、自分の名前、男の名前、そして今までの生活の写真だった。
彼女の名前はクリスティーン、事故の後遺症により毎朝目覚める度に、前日までの記憶が失われてしまう特殊な記憶障害を負っている。 それを隣で寝ていた男が説明してくれる。 彼はベンだと名乗り、君の夫で、毎日この説明をしていると言う。
ある日、ベンの留守中にナッシュ(マーク・ストロング)という男から電話がかかってくる。 少し前から夫に内緒でクリスティーンの治療を行っているというその医師は、この数週間、クリスティーンが毎日の出来事を密かに映像日記として撮影していると言い、その隠し場所を告げる。
指定された場所にあったビデオ日記を見てみた。
2週間前に初めて電話を掛けてきた男は、精神科医のナッシュと名乗った。 ある記事から、彼女の症状に興味がわき、なんとかコンタクトを取り、力になれればということだった。
会って話を聞く彼女は、言われた通り、渡されたビデオに、その日あったことを話し、夫にわからない場所に隠すと言うことだった。 そして、家の電話では支障が出るかもしれないので、携帯電話を使うことにした。
ナッシュは毎日電話を掛けるのだが、毎日同じ説明をする。 彼女は1日経つと忘れてしまうからだった。 地道に今日遭ったこと、そして自分の記憶を探るために、彼女はまず事故に遭ったと言うことの違いに気がつくのだった。
交通事故と夫は言っていた。 でもニュースにもなったその事件は、彼女は襲われたのだった。 そしてナッシュは彼女が発見された場所に彼女を連れて行き、発見者と会ってみるのだった。
彼女は薄いシーツ1枚を羽織って裸で大怪我をして発見された。 場所は空港近くのトラックヤードの隙間だった。 発見者の男はだいぶ前の事件なのであまり覚えていなかった。
そして彼女は帰ってきた夫に、事故ではなく事件にあったことを告げると、彼女にショックを与えたくないからだと言うのだった。 しかしこれをきっかけに一つ一つ、過去の彼女の断片が明らかになっていくのだった…
一定時間しか記憶が残らない話は、クリストファー・ノーラン監督の「メメント」http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/3273505.html を思い出しません?。 あの作品は、記憶の持続が10分で、さらに逆回し的な設定だったので、より複雑でしたが、今回のクリスティーンは、ほぼ1日なんですね。
こういう作品は、ネタバレ厳禁なんで、物語に絡むところは描けませんので、この程度くらいですね(^^)
監督のローワン・ジョフィは監督は2作目?ですかね。 脚本としては数本あります。精神科医役のマーク・ストロング、彼はこういう役はぴったりですね。 「記憶探偵と鍵のかかった少女」http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/12202656.html でも探偵の設定ですが、特殊な分野なんで、やはり心理的な分野に携わっていました。
一転して事件ということから、じゃあ犯人はいったい誰なのか? 優しい夫はよく今まで毎朝優しく彼女に、説明していましたね!
私ならキレますね(^^)
こういうラストは、あることからすべて覆っていく展開は面白いですね。 邦画も見習ってほしいですね。
ある朝起きると
一面の写真
ベンから説明を受ける
そこにナッシュ彼連絡が入り
ビデオを見ると・・・