ニューオーリンズの高級ホテルのバーで、女が近寄ってくる男を追っ払おうと、そこで食事をしていた、黒人の男に知り合いの振りをしてもらった。
女と男は、そのままホテルの一室へ、そしてことが始まる直前、別の男が入ってきた。 「俺の女に何をするんだ！」 しかしこの二人の芝居を見破った男・ニッキー(ウィル・スミス)は、入ってくるタイミングは男がズボンを下ろした後だと言い残し、出て行ってしまう。
女・ジェス(マーゴット・ロビー)はニッキーが自分より上手の詐欺師だと思い、すぐに追いかけ、いろいろ教えてほしいと頼み込む。 そしてニッキーは視点《フォーカス》を操ることで相手を手玉にとるやり方をいとも簡単にやってみせ る。
彼女を使えると思った彼は、犯罪のプロとして育てるべくノウハウを伝授し、フットボール会場に連れて行く。 ここは実は詐欺の稼ぎどころ、ニッキーは、ファルハド （エイドリアン・マルティネス）達とチームを組んでいる。
役割を決め、リッキーは司令塔、彼が高い位置から指示を送り巧みな連係で、詐欺、スキミング、窃盗、あらゆることで物や金をどんどんくすねていく。
今回の稼ぎは今までで最高記録を塗り替えた。 そしてニッキーと、ジェスには１２万ドルの取り分だった。
これでいったんみんな解散をするが、二人は１２万ドルを持ってＶＩＰ席で試合の観戦をする。 試合に興味のない二人は、いろんなことに賭けをしながら楽しんでいた。
すると後ろの東洋系の男・リーユアン （Ｂ・Ｄ・ウォン）が話しかけてくる。 俺もまぜてくれ、賭け事の好きそうな男だった。 初めはジェスが勝ったり、ニッキーが勝ったりしていたが、１０００ドルに賭け金が吊り上った時、リーが勝った。
気まずかったが、ジェスが終わりにしようと言い離れようとすると、リーは挑発をして１万ドルに賭けをつり上げてきた。 ニッキーは熱くなり、だんだんエスカレートして、とうとう１２万ドルすべてを掛けようとしてしまう。 ジェスが止めよつとしても聞かない。
そして彼は全額負けてしまう。
しかし今度はニッキーがさらに倍賭けをすることを言いだす。 それはリーが誰か一人の選手を決め、それをこちらが言い当てるというのだ。 それもアメフトを知らないジェスが当てるという危険な賭けだった。 なぜか自信があるという表情をするニッキー、果たして賭けに二人は勝てるのか？・・・
なかなか大掛かりの詐欺チームでした。 一介の仕掛けで、日本円で億単位の金まで動かす大がかりな詐欺、それだけ経費も人もかかる危険な仕事ですが、それを仕切るのがニッキーでした。
ここまではまだプロローグ、この後二人はいったん別れて３年が経ちます。
一応二人の間には恋愛感情が芽生えますが、ニッキーはあっさりそれを捨ててしまうんですね。
詐欺の話って騙す時の爽快さが一番なんですが、この作品も一応それがありますが、それはここまでの展開くらいですね。 その後は、どちらかというと恋愛映画の面が強くなっていきます。
ウィル・スミス主演作品は、「アフター・アース」http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/9689731.html 以来ですね。 でもあの作品は、息子のジェイデンがほとんど主役でしたから、彼が中心なのは久しぶりかも。
感動作品が最近多いですが、ＳＦ、アクションは最近遠ざかっていますね。 今回は詐欺という題材ですが、ちょっと恋愛面が強い作品でした。 相手はマーゴット・ロビー、「アバウト・タイム」http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/12261293.html に出演していましたが、今回は肉欲感あふれるヒロイン役でした。
ちょっと嫌な予感がした作品でしたが、まあ平均点の作品ですね。 つまらなくはないですが、あまりハードルを上げ過ぎないで見ることをお勧めします。
仕事を成し遂げた後、観戦に
