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寄生獣 完結編

2015年作品、山崎貴監督、染谷将太橋本愛浅野忠信深津絵里出演。

SATの隊長の山岸(豊原功補)が連れてきた男、彼の名は浦上(新井浩文)という。囚人のようだ。 ガラス越しに、いろんな人間を座らせ、一人一人何かの判断を求められている。
彼はパラサイトと人間を見わけることができる人間だった。 何人かのあと、泉新一(染谷将太)が座った時、浦上は一瞬真剣な目となるが、間違えだったといい、彼はパラサイトではないと言う。
今まで人間がどんどんパラサイトにより捕食されていたが、いま逆の現象が起き始めている。 泉新一が、パラサイトを一人ずつ殺しているのだった。 ミギーに防御をさせ、一瞬のうちに心臓を一撃、人間離れした彼だからできる攻撃だった。
福山市役所は今パラサイトの要塞と化していた。 市長の広川(北村一輝)の周りは、多くのパラサイトで固められ、その中心に田宮良子(深津絵里)がいた。 そしてもう一人、後藤(浅野忠信)という謎の人物、いやパラサイトがいるのだが、今日は彼は不在だという、トレーニングに行っているらしい。
ある男(ピエール瀧)がヤクザの組事務所に攻撃を仕掛け、壊滅させた。 後藤の仕業ということだったが、彼は自分ではなく三木のしたことといい、その時に3箇所攻撃を受けてしまったと言いながら、器用にピアノを弾いている。
田宮は、新一たちを抹殺しようとする広川たちに対して、断固反対をする。 しかし監視の目をつけているといい、人間の記者を新一に張り 付かせていた。 妻を亡くし、娘との二人暮らしのスキャンダル専門のフリー記者・倉森(大森南朋)だった。 そしてなんと男と女の関係をちらつかせるというパラサイトでは難しいやり方で田宮は倉森を手懐けていた。
しかし、市長を中心にしたパラサイトたちは、新一の抹殺、そして人間倉森を殺すことを密かに決め、三木に新一を、そして倉森の自宅を襲うことを実行するのだった・・・

さて前作http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/12445343.html で、泉新一は、学校で暴れた島田秀雄を仕留め、そして母親に帰省したパラサイトをも抹殺し母の仇を撃ちました。 そしていよいよ単独でパラサイト刈りを実行していきます。
日本テレビの深夜で放送していた、アニメ版は、さすがに長く放送できたので、原作にほぼ忠実に再現されていて、 時代設定を少し現在にアレンジしていました。 そして映画でも前後編にしてなるべく根幹は失わないようにしていました。
後編のいくつかの、描かなければならないところは、全て網羅していたと思いますが、時間の都合で設定から外されたキャラや、時代に合わせた場面などは考えていましたね。
特にクライマックスのVS後藤戦のシチュエーションは、うまく今の問題点を取り上げていましたし、そして後藤にどうしてパラサイトが生まれてきたのか? ということを語らせていましたね。
原作者の岩明均はこの原作を書いたのは、25年以上前に書き始め、20年前に完結させています。 今の技術でようやく実写版作品が仕上がったのは大変意義のあることですし、4時間弱である程度は描きき ったと思います。
時間的誓約がなければ、実写の連続ドラマが見たかったですが、名作なので、いつか作者が健在なときにでもやってほしいかもしれません。

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後藤と、市長の広川

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寄生生物はか弱い?

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田宮と息子

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元気な人間の赤ん坊だ

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涙が…

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