大型車に戻ってきた女の子、向こうではみんなが打ち合わせをしている。 こっそりと、ジャージににホチキスの針を仕込む。 アイドルグループ・ジャージガールのメンバーであるアヤネ(未来穂香)はそれを着て痛がる。 頬に傷ができてしまった。 仕掛けたのは、ナナミ(北山詩織)で、もう一人のマユコ(後藤郁)と目で合図をしているようだった。
今日はあるテレビ番組のレポートをするために廃墟となった老人ホームに訪れるロケだった。 移動の車の中で、3人は自己紹介を録り、じゃれ合うのだが、カメラが止まると、素に戻る3人だった。 でもアヤネだけは写メを録ったり、なんとか和ませようと努力をし ている感じだ。
移動車は、ロケ地に着いた。 見るからに、不気味な廃墟だった。
これから一人ずつカメラを持って中に入り、奥の部屋まで行って画像を取ってくるという企画だ。 初めはアヤネが入っていった。 早くもカメラの調子が悪くなる。そして変な影がうごめくが、彼女はなかなか実態が見えない。
アヤネにも異変が起きた。 廊下の奥から高速で走る老婆が迫って来たのだった。
ロケは途中で終わってしまった。 そしてその時からアヤネの行動がおかしくなり始めるのだった・・・
走る婆さんという怪談は、昔から都市伝説で色々語られていますが、半分滑稽な話になってしまうので、なかなか怖くするのが難しいです。 どうしてという部分が結構大変ですが、その理由付けが結構上手く作ってある作品でした。
“ジャージガール”という何とも売れそうもないアイドルグループ、公園ライブもファンは数人、売れる要素は全くないと思いますが、そんな3人でも、いがみ合いがあるんですね。 冒頭部分はそういうシーンなんですが、その傷が仇になっていく設定になっています。
後藤郁はアイドル経験者みたいですが、後の二人は、女優ですね。
これ意外と怖いんですが、やっぱり走る婆さんのシーンはちょっと覚めてしまうのは仕方がないですよね。 見どころは、売ろうとするアイドルは、過酷なロケをさせられるというところですかね。
廃病院でのロケで
ここから恐ろしい現象が、
恐ろしく速い婆さん
一体正体は?
そして犠牲者が