anttiorbの映画、映像の世界

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シンデレラ(2015年)

2015年作品、ケネス・ブラナー監督、リリー・ジェームズ主演。

エラ(エロイーズ・ウェブ)はちょっと田舎の家のお姫様。 自然に恵まれ、使用人と、優しい父と母に囲まれ、彼女は元気で思いやりのある優しい少女に育っていった。 父(ベン・チャップリン )は貿易商、留守がちだが家にいる時は大変優しい。
しかしそんな時、母(ヘイリー・アトウェル)が病にかかってしまう。 どんどん弱っていく母に、彼女は呼ばれると「辛いことがあっても勇気と優しさを忘れないで」と言われる。
母を失ったエラだが、その後もすくすくと育っていった。そんな時、父はある決心をエラ(リリー・ジェームズ)に打ち明ける。 家を空けることが多い父はエラのためを思い再婚をすると言い出すのだった。 父の決心に従うと言うエラ、トレメイン卿を亡くした親子、継母(ケイト・ブランシェット)とその連れ子の娘、ドリゼラ(ソフィー・マクシェラ)とアナスタシア(ホリデイ・グレインジャー)をエラは快く迎え入れる。
しかし継母は、どこにも悲観にくれた表情を見せず家にやってきた。 そして二人の義姉は、品が無く、欲だけが吐出している娘たちだった。
父は仕事で旅に出ることになった。 最愛の父の旅立ちを惜しむエラだが、義姉の二人がねだるのはお土産のレースとパラソルだけだっ た。
しかし、そこに訃報が届く、父は旅先で急病に倒れ、帰らぬ人になってしまった。
悲しみにくれるエラ、そこからエラの運命は反転、運命は過酷な展開になってしまうのだった。
使用人はすべて解雇され、エラは屋根裏に移され、家事をすべてやらされ、使用人の扱いにされてしまう。 寒さに耐えきれず居間の暖炉の前で眠り、翌朝、顔に灰をつけたまま働くエラを姉妹は“灰まみれのエラ=シンデレラ”と呼んで大笑い。
それまでじっと耐えてきたエラは溢れる涙を抑えきれず、家を飛び出し、森へと馬を走らせる。 そんなエラに声をかけたのは“キット”と名乗る青年(リチャード・マッデン)だった。 城で働いているという彼と話すうちにエラはいつのまにか笑顔を取り戻し、初めて自分を理解してくれる人に出会えたエラはキットに好意を抱き始める……。

シンデレラは誰でも大概の物語は知っています。 私もディズニー作品とは言え、もうあらかた知っ ている物語、鑑賞は迷ったのですが、今回の監督はケネス・ブラナー、映画作りのうまさに定評があるので、どんな物語に仕上げていくのか?それはそれで興味がわきました。
シンデレラと言えば、意地悪な継母と義姉たち、どこまでエラ→シンデレラをいじめるのかが、まずポイントですね。 そして継母にケイト・ブランシェット、これがぴたりですね。 ここが醜悪なだけの継母ではなく、美しい中にドロドロしたものがあるのが一番ですから。
そして王子役にリチャード・マッデン、あまりなじみのない俳優ですが、誠実さが出ていてこれも良かった。
そしてもう一つ、魔法使いのフェアリー・ゴッドマザーにヘレナ・ボナム=カーター、ここも滴役でしたが、ちょっと見誰?という感じでした。
描かれているのが、ただシンデレラの運命の逆転物語だけでなく、王子と国王の父と子の継承、そして親子の絆も描かれており、とてもよく仕上がっていました。
ドラえもん」や「クレヨンしんちゃん」もいいですが、親として、この作品を子供に見せてもいいのでは?そう感じたまっとうな作品でした。

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素直に育ったエラ

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母の死後家に来た継母

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エラはシンデレラと言われ使用人の扱いに

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国王と、王子、舞踏会を開くことに

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かぼちゃの馬車で駆けつけるシンデレラ

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そして王子と再会

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