anttiorbの映画、映像の世界

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神さまの言うとおり

2014年作品、三池崇史監督、福士蒼汰主演。
 
「ダルマさんが転んだ!」 本来なら長閑な子どもの遊びだが、この教室では殺伐とした雰囲気だった。 足元には首のない死体が横たわっている。 声を発しているのは、大きな赤いダルマ(声:トミーズ雅)、教師用の机に乗っかり、おおきな声ではり上げているが、動いた物は容赦なく首が吹っ飛んでいく。 どうしたらこの殺人ゲームが終わるのか?
16歳の高校生、高畑瞬(福士蒼汰)は、退屈な日常にうんざりしていた。 クラスには何かと接点のあるサタケ(染谷将太)がいて、このルールに気がついた。 ダルマの後ろにボタンがあり、押したら終りと書いてある。 しかしダルマはゆっくり言いながら急に早口にするなどフェイントをかけてくる。
サタケには、ゲームショップでの万引きの仕方を、アドバイスされたり、何かと話す中だった。
さらにダルマにはタイマーがあり、おそらく時間切れになると、全員アウトだと予測される。
結局サタケと瞬が残った。 教室は死んだ者たちの頭の無い死体と、血が球状になった赤球でいっぱいだった。 そしてサタケが自分が踏み台になるので、瞬にボタンを押せと言い、間一髪 “ダルマさんが転ん だ” は終了したが、結局ボタンを押した瞬のみが生き残りとなり、サタケは頭を吹っ飛ばされた。
教室を出ると、幼馴染の秋元いちか(山崎紘菜)も生き残っていた。 彼女は隣に住んでいて、小さいころから知っていた。
そして脱出して警察を呼ぼうとするが、ドアはどこも開かない。 ただ一つ開いたドアは体育館だった。
そしてそこには鼠の格好をした同じようにゲームをクリアした者たちがいた。 次の殺人ゲームがあるのか? そしていったい自分たちはどうなってしまうのか?・・
 
予告編では、福士君の鼠の格好を見て 「これはスルーかな…」 と思っていましたが、三池監督と聞いて、やっぱり行ってしまいました。
漫画原作の実写化ということですが、三池監督器用が頷ける作品でした。
いきなりの惨殺シーン、いきなりの三池ワールドですね 。 主人公の福士蒼汰君は、正直ちょっと苦手なんですが、こういう作品ではあまり違和感が無く馴染めます。
染谷君は冒頭のみのチョイ役ですが、原作でもそうらしいですね。 原作よりはかっこよく描かれているんですかね?
この後、狂暴な問題児、天谷武役で神木隆之介君が登場しますが、先日の「るろうに剣心http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/12035716.html http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/12149548.html での瀬田宗次郎役もそうでしたが、こんな狂気の役が最近彼は多いですね。 でもそれが意外にいい感じでした。
そしてなんといっても秋元いちか役の山崎紘菜ちゃんが良かった、光ってましたね。ちょっと見男っぽい骨格の顔ですが、必死な顔がなんかひきつけられる女優さんですね。
静かな作品での主役級が見たくなる女優さんですね。
ヒットしたら次作が出来そうですね。 監督が変わらなければ見てもいいですが、どっちつかずのラストの作りに見えましたから、その辺がちょっと惜しい感じでした。
 
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いったい何が起こっているのか?
 
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ルールに気がつくサタケ、そして二人が残った
 
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でも生き残ったのは彼
 
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同じように生き残ったいちかと
 
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