美術館を訪ねてきた母と娘、出迎えたのは、娘と付き合っているイ・ソン美術館 館長のイ・ハチョル (シン・ハギュン)。娘の母と会うので、ちょっと緊張をしている。
母は遠慮なく、そこにあった酒を飲み始めるのだが、館長は母を館内を案内することになった。
部屋を館長と母が出て行ったあと娘は服を脱ぎ、身軽な格好になり、仕事に取り掛かった。 娘はイェニコール(チョン・ジヒョン) といい、ワイヤーを使った潜入のプロだった。 そして二人がそのワイヤーを操作するのだ。母の役はガム(キム・ヘスク)という、お芝居のプロだった。 しかし少々アル中。
貴重なお宝の部屋に入り込んだガムが下準備をして、 直後にイェニコールが盗み素早く部屋の戻るという芸当だった。 そして盗んだものは、ポパイの手に入り、そして脱出する。
今回盗んだものは香炉だった。 しかし盗んだものはすぐに売りさばけない。 戦利品を眺め金の分け前をしていると、そこに警察がやって来た。 防犯ビデオに、ポパイたちが映っているからだった。
しかし何故か盗難届が出ていないので、警察は彼らを強引に捕まえることができない。 脅しに来たのだった。
ポパイたちは次の仕事が待っていた。ポパイとかつてパートナー関係にあった伝説の泥棒マカオ・パク(キム・ユンソク)からの依頼で、でかい仕事だった。
2000万ドル、その金額に皆が乗った。しかし今回は中国人たちと組んで仕事をするという条件で、香港で落ち合っての仕事だった。
香港で出会ったメンバーは10人、そして2000万ドルの幻のダイヤモンド『太陽の涙』の強奪計画を聞かされる。そして実行になるのだが…
結構評判のいい、10人の中韓連合軍の泥棒たちの作品、ハングル、北京語、広東語、英語、そしてなんと片言の日本語まで出てきます。
ガム役のおばさん・キム・ヘスクがなかなかいい味でした。 10人の中で、スリムな美女3人の中で、異彩を放っていました。
テンポのいいアクションですが、ただ盗んで終わりではないんですね。あるものは捕まり、あるものは死ぬ。 いったい誰が生き残って、大金を手にするのか?
そして謎の男マカオ・パク、彼の最期の方のワイヤーアクションでの戦いは、初めて見ましたね。 あそこだけでも価値がありましたね。
ちょっと10人は多いかなと思って いましたが、一応キャラ付けができていて、また結構皆を生かしていました。
137分と長いんですが、飽きさせない作り、良い作品でした。
彼女得意のワイヤー