anttiorbの映画、映像の世界

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エイトレンジャー

2012年作品、堤幸彦監督、関ジャニ∞主演。
 
2035年。  度重なる天変地異と経済危機、治安悪化により、日本は荒廃していた。 総人口は7500万人まで減り、国から見捨てられた地方都市ではテロリストが勢力を持ち、略奪や誘拐が日常茶飯事的に行われており、多くの人々は希望を失っていた。
子供たちは、6歳で試験が行われ、そこで点を取れなかった者は見捨てられ、人身売買で売られていく子供もいた。
そんな地方都市のひとつ・八萬市(エイトシティー)では、治安維持のために自警団・ヒーロー協会が設立される。  そして、その中で強く無敵のヒーロー・キャプテン・シルバー(舘ひろし)がいた。  彼は連れ去られる子供たちをしばしば助けていた。
ニートの横峯誠(横山裕)は闇金に手を出し借金取りから逃げ回っていたが、硫酸の海に落とされる寸前に、三枝信太郎(石橋蓮司)に助けられた。 彼は八萬市自警団・ヒーロー協会理事長をしていた。 そして困っているなら私のところへ来いという。 そして活躍次第では借金を肩代わりしてあげるとも言うのだ。
ナビでそこを訪ねると、そこにいたのはアルコール依存症の渋沢薫(レッド/渋谷すばる)、チェリーボーイの村岡雄貴(ナス/村上信五)、ショッピングサイトにどっぷり浸かっている丸之内正悟(オレンジ/丸山隆平)、青いものを見ると買わずにはいられない安原俊(ブルー/安田章大)、プライドばかり高い元バンドマンの錦野徹朗(イエロー/錦戸亮)、純粋で優しすぎる大川良介(グリーン/大倉忠義)というやる気のないダメ人間の掃き溜めだった。
そして一番驚いたのは、新入りの横峯がそのリーダーにされてしまったということだった。
ここにはいろんな体を鍛える機材が揃っている。 スーツの力を手に入れるために体を鍛えるというのは建前で、6人は誰も見ていないとすぐにだらけてしまうし、スーツの力がなんなのかも知らないのだった。
はじめは100人いたヒーローも、今はこの7人とシルバーだけになっていて、6人は逃げ足が早いだけで生き残っているのだった。
人身売買で儲け無職の市民を次々に取り込み、着々と勢力を増しているダーククルセイドが彼らの敵となる。 しかし今のままではどうしようもない。
この時代の警察は、拳銃を持っていない、そして金でしか動かない。 警察としてもはや機能していな いが、ここ八萬署の中にも、型破りだが正義感あふれる刑事・鬼頭桃子(ベッキー)がいた。 しかし彼女は過去の事件を必死に調べているのだった。
果たして八萬市の平和は取り戻せるのだろうか?・・・
 
ジャニーズの中で、コテコテお笑い要素たっぷりのアイドルなのが関ジャニ∞。 錦戸君の出演作品は結構見ていますが、7人そろった作品は初めてです。
どうしてこの作品を観たのか? それは「2」が公開中で、それを見たいからなんですね(^^) では、どうして「2」を見たいのか? それは明日のお楽しみで…
正直そこまでハードルを上げることの無い作品なんですが、意外や意外、彼らの芸達者な面が良く出ていますね。
先日もフジテレビで、SMAP27時間テレビをやっていましたが、ドラマのところだったか、木村拓哉が 「どんなに体育会系で体力に自信のある男がSMAPをやっても、ねを上げるだろう。 それだけSMAPはきついんだ」 と言っていましたが、ジャニーズも売れっ子たちは結構安心して観ていられるんですよね。
好き嫌いはありますが、それなりの演技、ツボを心得ているメンバーが多いですよね。
物語は近未来、日本が衰退しつつある時代に、貧富の差が極致となるところなんかは、始めから痛烈な未来予想でしたね。 硫酸の海なんて考えただけでも恐ろしい。
この作品を観る人の層はどこなんだろうと思いましたね。 ヒーローと言えば男の子、最近の戦隊物はイケメンの登竜門なんで、若いお母さんが見る層でしょうが、この作品は違うんでしょうね。
キャプテンシルバーに舘ひろしですからもうターゲットの層は随分高いですね。 そうこれは昭和の匂いがするんですね。
ダーククルセイドの総統を、東山紀之が演じていますが、彼の複雑な事情なんかも香りが昭和でしたね。
けっして彼らはかっこよく描かれていないし、活躍シーンもそれほどでもないんですが、妙に馴染みやすいお笑いヒーロー作品でした。
 
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謎の女刑事・鬼頭桃子
 
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もう一人のヒロイン若手警察官の仁科遥
 
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