anttiorbの映画、映像の世界

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いまを生きる

 
伝統の校旗を掲げて、入場する生徒たち。 1959年、バーモントの全寮制学院ウェルトン・アカデミーの新学期が始まった。
校長のノーラン(ノーマン・ロイド)の下、厳格な規則で、創立の100年前からアイビー大学への入学数を伸ばしてきた。 彼はそれを高らかに謳いあげるのだった。
そこに同校のOBという英語教師ジョン・キーティング(ロビン・ウィリアムス)が赴任してきた。 今までロンドンの名門校チェスターで教えていたと紹介された。
両親に連れられ、この高校にトッド(イーサン・ホーク)が転校してきた。 兄もここでの生活を送っていた関係かららしい。
ニール(ロバート・ショーン・レナード)は、校長のお気に入りで期待をかけられている。 ニールの父(カートウッド・スミス)も厳しい性格で、彼自身もそんな父には絶対逆らえない。
ニールとトッドは同室になった。 ダルトン(ゲイル・ハンセン)やノックス(ジョシュ・チャールズ)やリチャード(ディラン・カスマン)達が集まり、何の授業を取るかもう話し合っている。
そこにニールの父が入ってきた。 課外授業が多いと言い、編集部の副編集長を辞めろと言っているのだった。 問答無用の感じなのだ。 周りは反抗しないのかと聞くが、彼は親には絶対服従というのだった。
新しく来たキーティングの授業が始まった。 彼の授業は、風変わりだった。 自分の事は “先生” ではなく “キャプテン=船長” と呼べと言う。 最初はとまどうものの、次第に行動力を刺激され、生徒たちは惹かれていくのだった。
そんなある日ニールは学校の古い年鑑に、キーティングが学生時代に 『デッド・ポエッツ・ソサエティ』 というクラブを作っていたことを見つけ、みんなを誘い、近くの洞窟でクラブを再開させる。 ニールの同室である転校生のトッドも、誘われるままそれに加わった。 そして彼らは自らを語りあうことで自分がやりたいものは何か自覚してゆくのだった・・・
 
一応の主人公はキーティング役のウィリアムスですが、若きイーサン・ホークロバート・ショーン・レナードたちを中心にした青春ドラマですね。
どうして校長がこのキーティングをわが校に呼んだのか? まあそれが謎なんですが、おそらく前任校が有名校で、OBだったからでしょう。 細かい授業や評判は聞いていなかったことがわかりますね。
彼は昔の日本の青春ドラマの先生のようです。 こんな先生に教わりたいなあ、と思わせる教師像でした。 彼は自分の出身校で、自分の理想を追求します。 果たしてそれは実現するのでしょうか?
また生徒たちの悔いのない学生生活を送れるのでしょうか?
そんなことを思いながら、自分の高校生生活と重ね合わせてみると、面白い作品でした。 もちろん楽しいだけの作品ではありませんが。

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若き日の同級生たち

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そこに赴任してきた、ちょっと変わった教師キーティング

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どんどん引き込まれていく生徒たち

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彼の授業スタイルも変わっている

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熱い教師!

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