anttiorbの映画、映像の世界

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スーパーの女

1996年作品、伊丹十三監督、宮本信子主演。
 
価格破壊の店 「安売り大魔王」 が進出してきた。 安さ目当てのお客で結構混んでいる。 正直屋の社長・小林一郎金田龍之介)と店長(矢野宣)はあわてて専務の五郎(津川雅彦)のところへ飛んできた。
飲んだくれてまだ寝ている五郎。 やる気のない男だ。 早速調査に出向いたが、しかしやり方がちょっとえげつない店らしい。 
そこで偶然、幼なじみの井上花子(宮本信子)と再会する。 お互い結婚していたが、お互い死に別れていた。 花子は主婦のプロ、この店の欠点をすぐ見抜いて見せた。 実は店長はもうすでに安売り大魔王に寝返っているスパイだった。
大魔王の社長(伊東四朗)が正直屋に乗り込んできた。 この店を売ってほしいということだった。 しかし五郎は自分に任せ てほしいといい、安売り大魔王と戦うことを一郎に宣言した。 
酔って回転ずしに入るとそこに、花子がいた。 スーパーの内情にやたらと詳しい花子が次々に安売り大魔王の激安トリックを見破ったことから、正直屋を立て直すために彼女にレジ主任として働いてもらうことにした。 
彼女の持論は 「いいスーパーには主婦を興奮させるドラマがある」 ということだった。 そして五郎と花子の2人3脚の闘いが始まるのだった…
 
伊丹監督がしばらく低迷していた後にこれで挽回をした作品です。 結構こんなスーパーが昔はあったんでしょうかね(^^) 
オープニングの字幕にこの物語のスーパーは大手のチェーン店は含まれないと謳ってありますが、おそらくいまではこんなことをやっているスーパーはないでしょうね。 もしかするとこの映画から、どこも襟を正したかもしれませんね。
物語としては 「マルサの女」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/7759253.html 「ミンボーの女」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/11077939.html と同じ展開ですが、こういうわかりやすい展開の方がいいんでしょうね。 
善と悪のはっきりした作品の方が伊丹監督の良さがよく出ますから。 でも伊東四朗はいつも悪の親玉ですね。 悪人顔なんですかね。



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ライバル店進出!

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鋭く見抜くおんな・花子

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彼女を抜擢して窮地を救おうとするが

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しかし保守的な精肉部

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しかし一丸となって戦う花子たち

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