anttiorbの映画、映像の世界

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新しい人生のはじめかた

 
ハーヴェイ(ダスティン・ホフマン)はCM音楽家、クライアントから新しい曲作りを依頼されている。 彼は離婚をして、今はニューヨークで一人暮らしをしている。
一方、ロンドンで母と二人で暮らしているのは、空港の統計局で働くケイト(エマ・トンプソン)。 母と一緒のせいかなかなか結婚ができないままもう40代になってしまった。 母のマギー(アイリーン・アトキンス)は家に居ることが多くほとんど外出はしない。 そして今気になることは、隣に越してきたポーランド人。 それを逐一窓から見ていて、ケイトに報告してくる。 ケイトの父は愛人とどこかへ行ってしまった。
ハーヴェイの今回の仕事は、“オキシ・クリーン”という洗剤のCMだ。 その画像にぴったり合う曲作りだった。 今回の仕事は、実は彼にとって崖っぷちだった。 しかし彼は、娘の結婚式でロンドンに行かなくてはならない。仕事が気になって、絶えず電話を気にするハーヴェイ。 機内でもなかなか眠れないでいた。
ケイトの婚期が遅れていることに、周囲も良い相手を紹介しようと心配をしている。 しかし彼女はなかなか人に溶け込むことを苦手としているのだった。 そんな彼女は、忙しそうに搭乗口から出てきたハーヴェイにアンケートを取ろうとするが、冷たく断られてしまう。
ハーヴェイはホテルに着いたが、あまり良いホテルではなかった。 そしてそのホテルに宿泊する結婚式の出席者は彼だけだった。 ほかの身内はほかのところに泊まっているのだった。 孤独感を味わうハーヴェイ。
そんな二人はあることでたまたま一緒になることになるのだが…
 
正直70を超えたダスティン・ホフマンと、ちょっと老け作りをしたとしても、エマ・トンプソンはちょっと可哀そうな感じがしました。 ほとんど娘の年ですからね。
始めのふたりの遭遇は、ほんの一瞬で、気まずい物でした。 そしてこの後の再会は、ちょっとヤケになったハーヴェイの強引な接近でした。 
見た目も合わない二人ですが、物語は強引に二人をくっつけさせていくという感じですね。 だからこういうキャスティングなのかと思えるほどでした。 しっかり者の母親役の似合うエマですが、逆に婚期を逃すとこうなってしまうか、という感じも確かにしますね。
この映画は、ラストで二人が歩いて行くシーンが粋なんです。そのシーンがあるからこそ、ちょっと「おっ!」と思えるんですね。 何気ないシーンですが、こういうところは憎い演出でした。

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閉じこもりの母と二人暮らしのケイト、ここまで独身だ

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娘の結婚式にロンドンに来たハーヴェイだが

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楽家の彼だが、今は崖っぷちだった

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そして出会う二人だが、果たして

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