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サニー 永遠の仲間たち

2011年作品、カン・ヒョンチョル監督、ユ・ホジョン、シム・ウンギョン出演。
 
ナミ(ユ・ホジョン)は娘と夫との3人暮らし。 経済的な不安はないが、夫は家にいない時が多い。 高校生の娘の姿を見ると、昔の自分を思い出す。
今日は母のお見舞いに来た。 夫からはお土産代を貰っていたので、バッグを買ってきた。  母は大げさに反応したので却って恥ずかしかった。 
病室を出ると、苦しんでいる女の声が聞こえてきた。 「大変なんだ」 そう思ってふと名前の札を見ると、そこには “ハ・チュナ” と書いてあった。 家に帰ってすぐに卒業アルバムを開くナミ。 そこには昔書いたクラスメートの似顔絵があった。 そこに入ってきたのは娘だった。 何かわけがありそうな顔をしていた。
次の日も母の見舞いに行ったナミだが、昨日の女性の病室に行ってみた。 そこには懐かしいクラスメート、いや大の親友、悪友、そして代えがたい仲間だった彼女がいた。 
チュナ(チン・ヒギョン)は明るく 「あと2か月かな」 と言う。 そして 「あんたはどうしてそんなに若いの?」 とも言う。 そこに夫の電話が入った。 2か月の出張だと言う。 チュナはナミに頼みがあると言う 「昔の仲間に会いたい。 “サニー” に」
サニーとは?彼女は娘の通う高校の横を取った時、ふと自分の高校生生活を思い出した。  そう “サニー” として何でもやったあの高校生活を。
ナミ(シム・ウンギョン)は転校生だった。 この大都会ソウルに転校してきたのだったが、彼女は田舎訛りがあった。 早くも田舎者扱いされるナミだったが、そこに立ちはだかり庇ってくれたのがチュナだったのだった。 そしてナミの新しい高校生活が始まるのだった…
 
韓国映画ではじめて感動した作品でした。 こんな作品ができるのかと思えるほどでしたね。 40代のナミにユ・ホジョンが配役されていますが、彼女は綺麗ですね。 それに温かい感じがしました。 そして10代のナミに起用されているシム・ウンギョンが独特な可愛さがあります。 とても美人ではないんですが、憑りつかれたような演技は見事でした。
また病院で韓流ドラマを見ている、入院患者の反応最高でしたね。 設定のお決まりのパターンに対するブーイング、そうだよなあと思うシーンでした。 
そして最後の感動のエンディング、しっかりと落ちを付けた傑作でしたね。 こういう韓国映画ならいくらでも見たいですね。 さすがに女子高生の生活に懐かしいと言う感情は湧きませんが、こういう絆はなんかうらやましくなる良作でした。



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娘を高校に送った時ふと思い出す、昔の自分

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転校生のナミ、そこに手を差し伸べてくれたのが

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チュナであり、サニーの仲間だった

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破天荒な高校生生活を送った

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そして今病室で再会したのだった

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