anttiorbの映画、映像の世界

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トリック劇場版 ラストステージ

2014年作品、堤幸彦監督、仲間由紀恵阿部寛主演。
 
自称・天才美人マジシャン・山田奈緒子のところに、仕事の依頼が来た。 イルカたちの芸と一緒に水中脱出をして欲しいというのだ。 50万円のギャラに飛びついた山田は、早速引き受けた。
一方、自称・天才物理学者の上田次郎(阿部寛)のもとに、村上商事の加賀美慎一(東山紀之)と名乗る男が訪ねてくる。 村上商事は徹底した節約で、業界の勇となっているが、上田が呼ばれた部屋も一切の贅沢をしていない簡素な部屋だった。 海外の秘境で有望なレアアースの採掘権を獲得したが、その地域に住む部族が立ち退きに応じないために力を貸して欲しいとの依頼であった。 彼らが信奉する呪術師(水原希子)が「聖なる土地を他の者に渡すわけにはいかない」と言っており、呪術師が持つ不思議な力、未来を予知したり人を呪い殺したりする“トリック”を見破ることができれば、部族を立ち退かせることができるのだという。
村上商事レアアース事業部長の有田雄一(石丸謙二郎)はそう説明したあと、実は私は呪いのかけられ命の起源は今日だと言われていると言う。 そんなことは信じないが、といったその時、彼は突然苦しみ出し息絶えてしまった。
山田の方は、いざ脱出劇の時が近づきスタッフに仕掛けを聞くと、ガチですと言われる。 ヤラセはないというのだ。 この、ボックスは爆破されるのだ。 焦る山田だが、中に入れられ、水中に沈められる。 そして爆発とともにボックスは粉々に・・・ところがこれはドッキリだった。
テレビに流され、アパートの住人はみんな見ていたが、ギャラが出ることを知った大家の池田(大島蓉子)とジャーミー(アベディン・モハメッド)一家は、溜まっていたつけを払ってもらおうと、入口を固めた。 こっそり窓から侵入する山田のもと、上田から電話が入った。 一緒に海外に行かないかというのだ。 ドッキリをやられて、海外に逃げたいのではという言葉に乗せられ、山田は急遽パスポートを取るため実家に向かう・・・
 
本当にラスト?そんな疑問いっぱいのこのシリーズ。 もう13年経っているんですね。 長編のドラマや、映画版は、結構凝った作りが多く、見応えというか、しつこい程のトリックワールドを見せつけられるんですよね。 でも、それはそれで面白いんですが。
なんといってもこのシリーズは、山田と上田の絶妙のコンビですね。それに関わってくるヅラ刑事・矢部(生瀬勝久)、そして部下の秋葉(池田鉄洋)。 ここまではレギュラー舞台ですが、今回は東山紀之、そしてシャーマン役で水原希子が今回参加、軽快なテンポで、ノリを思い出させてくれました。
マレーシアロケを敢行して気合の入った作りですが、ここに書いた石丸謙二郎や、北村一輝、川島治道の脇役の人たちもいい味でした。 ただ今回は意外にあっさりしている感がありましたね。 もっと濃いイメージのあったシリーズですが、トリックファンには少し味気ないのでは? まあ一般の人にはいいのかもしれません。
基本お笑い作品なんですが、何故か最後ほろっと来るんですね。 私は復活すると思いますよ。 仲間由紀恵が30代のうちにまたやって欲しいですね。
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南の島に来ることになった二人

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島自体は長閑なのだが

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この二人もやってきた

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そこで出会ったシャーマン

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山田はそこで・・・

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