長野県水里群尾古溝村の水神家の当主が息を引き取った。 医師(ケーシー高峰)がご臨終、そう言った。 泣き崩れる?遺族たちだの中で、まっさきに遺言状のありかを聞いたのは、長女の幸代(国生さゆり)だった。 次女の月子(藤田朋子)三女の華絵(飯島直子)も関心はそこだった。
しかし弁護士の佐伯幸三(上條恒彦)は親族全員の前でないと内容は明かされないという遺言と言う。 次女の息子・アツシが到着していないことから、ここでは内容を明かせないと言いながら、佐伯はそれは奇妙で恐ろしいものとだけ言った。
アパートに帰ると、やっぱり家賃を払えと、大家たちが追いかけてくる。
その途中ポースターを見つけた。 そこには上田次郎(阿部寛)の講演会のお知らせとともに、参加者には景品を差し上げるとあった。 上田に興味は今はないが、景品に大きく興味を持った山田は、うまくその会場に忍び込む。 内容は今までの事件の手柄は全部自分のものとしていた。
山田は帰りがけに何度も景品引換所に並ぶのだが、やはり追い出されてしまった。
上田のところに水神達郎(冨家規政)という男性が現れた。 一度私どもの住んでいるところに来たらどうかと誘われ、研究費も出してくれるという。
その言葉に弱い上田は、山田を連れ尾古溝村に向かうことになった。 しかし本当の内容までは聞かされていなかった。
そして通された部屋には、水神家の面々が勢揃いしていた。 これから遺言状を開けるという場だったのだった・・・
上記の3人の女優だけでなく、重要人物としてお手伝い役の藤崎千佳子に朝倉あきが起用されています。 彼女はおそらくこれから大きく女優として成長していくでしょう。 まだ公開中の「かぐや姫の物語」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/10686993.html のかぐやの声といえばお分かりでしょう。
物語としては、ほとんど 「犬神家の一族」 ですし、ちゃんとパクったことを指示する山田のセリフもあります。 犯人モロわかりのドラマですが、トリックワールドに浸るには申し分ないところですね。
この作品は映画の直前の事件という設定ですし、ラストにはちゃんと映画の見どころを山田が言うところがサービス?満点でした。 でも映画を見てからの方が、笑えるところなんですが・・・
映画を見てからでもいいし、見る前でもいいという作りなんですね。 この作品を見てから、「犬神家の一族」 を見ると、ちょっと笑ってしまうほどの作りですが、いちいちのギャグ、コテコテ感がいいですね。 そして新作映画となります。
結局二人で来てしまった場所は
遺言で揉めているこの屋敷
いがみ合う3姉妹
鍵を握る女性千佳子
いつものメンバー集結