anttiorbの映画、映像の世界

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ロボット

2010年作品、シャンカール監督、ラジニカーント主演。

外から花束を持ってる1台のロボット、恋人のサナ(アイシュワリヤー・ラーイ)からの贈り物だったのだが、脇目も振らず一心不乱にロボット作りに励む天才工学者バシー博士(ラジニカーント)。  メッセージに”会いたい”と書かれていても。 ロボットは最終段階に来ていた。 二足歩行型ロボットはなかなか難しい。 モデルはバシー自身、相手にされないサナの怒りは凄まじいのだが。 
そしてやっと滑らかな動きができるようになった。 様々なデータを送り込み、ダンスもできるほどになった。 しかし肝心の神経回路は、暗号化され、真似できないようにセットされているのだった。 
サナはいよいよ押しかけてきた。 しかし結局助手たちに追い払われてしまうサナ。 悲しげに帰っていくサナ。 助手のふたりは目を離すと余計なことしかしない。 下品な言葉遣いを教え博士から怒られてしまう。 そして人口の皮膚をつけ外見からは、ロボットに見えないほどに完成した。 ロボットはチッティ(ラジニカーント・2役)と名付けられた。 
自宅に連れて行き両親に見せるバシー。 すっかりひげが伸びたバシーだ。 しかしまだ微調整が必要だった。命令はしっかり言わないとならないし、細かいニュアンスはなかなか理解できないらしい。 床屋で待たせている間に、あらゆる雑誌を読み切ってしまう。 最後には電話帳も記憶してしまう。 能力は申し分ない。 
やっとサナに会いに着たバシーだが、もうサナの心は離れつつあった。 しかし間一髪二人の仲は戻ったのだった。 やっと休みを取り、旅行に行く二人にチッティは付いてきた。 ロボット学会でチッティを発表するバシー。 賞賛の嵐を受けるバシーだが、ただ一人異を唱える男がいた。 それはバシーの師のボーラ博士(ダニー・デンゾンパ)だった。それは嫉妬であり、ボーラの野望と絡んでいるのだった…
 
日本公開版は139分ですが、完全版を見てみました。 174分あり、さすがにどうかと思いましたが、インド映画ならではのダンスシーンが良い息抜きになり、意外と疲れはないですね。 というか楽しさとちょっとした残酷さが入り混じった、そして大変コストがかかっているSF作品でしたね。 インド映画でもこういう物を作るほどになったんでしょうね。 世界的にヒットした作品ですが、本国ではどうだったんでしょうか? どちらかというとアメリカや日本で受けそうな作品ですね。 ラストシーンの畳み込んでいく圧倒的な戦い、カーアクション、そして奇想天外なチッティの攻撃は圧巻でした。 発想力が凄いですね。 強いんですが笑ってしまうSFもいいですね。 でもちょっと別れはジーンとくるところがまたいいですね。 インド映画の色をようやく理解できるようになってきたので、大変楽しい、感奇想天外なロボット作品でした。

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ようやく2足歩行のロボットを作り上げたバシー博士、恋人のサナと一服

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そして完成したロボット”チッティ”、彼?は吸収に飢えている

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分裂?

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人間ではできな動きも

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そしてとうとう反乱を


 
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