ふじみ野市役所に勤める天雫健太郎(星野源)は、毎日お昼になると、職場から近い自宅に帰って自宅で昼ご飯を食べる。 5時にきっかりと上がり、まっすぐ家に帰ってくる。 夕食後は自分の部屋に閉じこもって格闘ゲームにふけっている。
友達はおたまじゃくしのころから飼っているカエルだけで、内気な性格が災いしてか、35歳にもなって女性と付き合ったことが一度もなかった。
いつもの通りお昼に帰ってきたとき、父・寿男(平泉成)と母・フミ(森山良子)は今日は少し遅くなると言う。 二人は息子の婚活の場に行くのだった。 しかし彼らのテーブルには誰も来ない、とそんな時一組の夫婦が来た。
今井家は一人娘・の奈穂子(夏帆)の婚活をしに来ていた。 思いのほかの美人の娘さんに驚く天雫夫妻、しかし来たのは今井夫婦だけだった。
家に帰ると奈穂子はピアノを弾いていた。 「外に行きたい」 そういう奈穂子、母の玲子(黒木瞳)に連れられて買い物に行く。 彼女は目が見えないのだった。
途中からにわか雨が降ってきた。 玲子は奈穂子をそこに待たせ車を取りに行った。 そこに健太郎が市役所を終わって出てきた。
雨の中佇んでいる奈穂子に健太郎は思い切って傘を渡した。 一世一代の勇気だった。 その夜彼は両親から婚活に行ってきたことを知らされる。 そしてある女性の家から、会いたいと連絡があったので、一緒に行こうと言われる。 そして写真を見せられると、なんとそれは自分が傘を渡した子だった。
しかし親が婚活に行ったことに納得できない健太郎は、一緒に行くことを拒否するのだった。 果たして二人の仲は進むのだろうか?…
いやーびっくりしましたね。 なんとわが町の市役所が舞台なんです。 名前だけかなと思ったら、働いている机の配置、入り口がそのものでした。
物語としては、最後の展開はちょっとドタバタ感があり、もうちょっと最後まで描いてくれたらよかったと思いましたね。 あそこで切ったのは、障害を持つ奈穂子と、簡単に結婚できるのかという宿題を与えている感じでしたね。 ハッピーエンドが見たかったですが、これも結構リアルでよいのかもしれませんね。
結局見合いに行く
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