anttiorbの映画、映像の世界

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十三夜~つのだじろうの実録恐怖コレクション

遠藤久美子がDJを務め、毎回投稿で再現ビデオで紹介する現代怪談。コメンテーターに心霊漫画の大御所つのだじろう先生が出演している。つのだじろうと言えば、小学生の頃、「恐怖新聞」「うしろの百太郎」「亡霊学級」「メギドの火」等ほとんどの少年誌でオカルト、心霊漫画を書いていて夜はそのページを開けられないほど怖かった思い出がある。特に自分としては「うしろの百太郎」が好きかつ怖かった。結構熟読していたのでその知識は学校でひけらかすと、一種の尊敬された思い出がある。もともと空手の有段者であるつのだ氏は、霊の世界に関しても遊び半分にかかわるのは良しとしないし、一本筋の通った発言をしていたように思っていたが、今回の作品でも変わらず、厳しい意見も述べている。投稿作品を13本の再現ビデオにしているが、第一話を見て不思議に思った点がいくつかあった。このラジオ番組の説明がほとんどない事、スタッフが4人いるが(この人たちは俳優なのか?)、なぜセリフが少しあり他愛もない演技をしているのか、確か4話のラストに謎のシーンがあること。回が進んでいくと、だんだんスタッフと主役の二人の打ち合わせシーンも絡んでくるのだが、これが最終回につながっているという仕掛けとなっており、1クール、13本、十三夜でうまくまとまっていると思った。再現ビデオも結構怖い回あり、つのだ氏ならではの存在を生かした、霊能者、霊界の説明をもらえる回もあり結構充実していたのではないか。KBS京都とTVKテレビ神奈川)の共同作品ということで2001年放送だが、DVDにはなっていないらしく今手に入るのは、レンタルか、レンタル落ちの中古購入しかないと思われる。ちょっと外れてもいいかと思い購入し見てみたが、結構はまった作品だった。最終回の仕掛けは是非何んとかしてご覧ください。