いつまでたっても借金を返せないでいる品田に対して、ハッパをかけに来たのだった。 情けないほどに平身低頭の品田、頑張って仕事をして、金を稼ぐ気もあまりなさそうだった。 しかしこのままだと、体の一部でも売って金を作るしかないと脅された品田は、あわてて金策に出かけた。
品田とは一体どんな男なのか? 彼はった一度栄光を掴みかけた男だった。
彼はプロ野球”名古屋ワイバーンズ”に所属していた。 今から15年前のことだった。名古屋ワイバーンズと東京ギガンツとの試合に彼は大詰めの9回裏、0対0の局面で代打で起用された。 今まで4年間ファーム暮らしの彼がこの日に初めて1軍に登録され、そして初めての打席だった。
そんな過去のある彼は今ひっそりと風俗ルポライターとして生きている。 なけなしの金も高杉にむしりとられ、アパートに帰ってくると、謎のマスクの男が待っていた。余計なことに巻き込まれたくない、そんな気持ちが過った品田だったが、その男の言葉に突き動かされた。 「15年前のおまえのサヨナラホームラン、その真相を調べてほしい」 品田はこの謎の男のいう真相を調べ始めるのだった。
しかしそのマスクの男どこかで聞いたことのある声だった・・・
今回の新主人公はこの名古屋の元野球選手・品田です。 声は森川智之氏で、彼の声は結構吹き替えで聞いたことのある方は多いのでは? 主役級の俳優の吹き替えを数多くやっています。
しかしこの龍が如くシリーズって、基本アテレコではないんですよね。 横山氏のイメージの通り、台本を呼んで録音をして、そこに絵を合わせていくんですね。 これが声優のみなさんが戸惑うそうです。
初期の1、2の渡哲也さんも、結構これでちゃんと作品になるのかって聞いていたそうです。
唯一違うのが、泉谷しげるさんで、彼のところは1回録音したけれど、どうもイメージが違い、撮り直したそうなんですね。 この品田は元野球選手なので、棒状の武器を使いのが得意です。 また昔からあるバッティングセンターでのアナザードラマが特長ですね。 これは慣れるまで結構大変でした。
またこの名古屋が舞台なので、食べ物が旨そうなんですね。 今回の5大都市のシリーズは、御当地の美味しそうな店がチョイスされているので、それだけでもちょっとじれったくなります(^^)
品田と、マスクの男の意外な関係、そして彼がどう桐生たちと絡んでいくのか? いよいよクライマックスに向けて物語が進行していきます。