2013年作品、アントワーン・フークア監督、ジェラルド・バトラー主演。
暗いリングで殴り合う二人、ヘッドギアもつけていない。 「3分前です」 そう呼ばれた男はベンジャミン・アッシャー大統領(アーロン・エッカート)、そして相手はシークレット・サービスの長、マイケル・バニング(ジェラルド・バトラー)。
ここは真冬の雪深いキャンプ・デービッド。 これから妻のマーガレット・アッシャー(アシュレイ・ジャッド)と息子のコナーと支持者のところへ行くのだ。 バニングはコナーに言われて彼と同じ車に乗る。
本来なら彼が大統領車に乗るのだが・・ 橋に差し掛かったとき大統領車のフロントに障害物がぶつかり、ガラスが割れスピンしてしまった。 車は間一髪橋から落ちてはいないが、もうバランスをとっている状態。 バニングに大統領は妻を助けてほしいと言うが、ベルトを切って大統領を引き出した瞬間に車は落ちてしまった。 妻を失い呆然とするベンジャミンだった。
これは予告編を見たときから観に行こうと期待していました。 濃い顔のジェラルド・バトラー、彼は「300」http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/9958496.html 「GAMER」http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/9837053.html とアクション、スペクタクルに嵌る役者ですね。
そして大統領役に芸達者なアーロン・エッカート、彼は悪役も、善人も両方こなせますよね。
物語は、今の世界情勢の一端を色濃く表しているシーンが満載でした。 いかに中国が、ロシアが力を持とうと、圧倒的な力を持っているのはやはりアメリカ合衆国ですが、その象徴であるホワイトハウスをここまでやるかという設定が非常に思い切りがいいですね。
監督のアントワーン・フークアの作品は「トレーニング・デイ」http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/7051851.html を見ましたが、結構いいタッチの監督ですよね。 この作品でもダレたところが無く、出来は良かったです。
まあ一つ突っ込みを入れるとしたら、未確認飛行機がこんな簡単にホワイトハウス上空に来れるのか? でしたね。
9.11以降決して近寄れない空間のような気がしますので。 でも最後はやっぱり合集国万歳になっちゃいますよね。 そこにひと工夫あれば最高でしたが、あそこまで壊せば仕方ないですかね。
作品としては良かったです。 でも夏に同じような作品が来るようですね・・
ベンジャミン大統領
謎の飛行機が来襲