anttiorbの映画、映像の世界

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海へ 〜See you〜

1988年作品、蔵原惟繕監督、高倉健主演。

俳優の吉井竜一(大橋吾郎)は今売出し中で、プロモーションの会議をさぼり、富士スピードウェイにいた。 
スポンサーは彼をパリダカに出そうとして、チーム・DANKAIに強烈にプッシュしていた。 そのため強力なサポートチームを作る必要があった。
リーダーの水木(小林稔侍)は、そのためにはラリー車・パジェロにサポート車・カミオン併走させることが絶対条件と考えた。 しかしチームにどうしても加えたい男がいた。
彼は今日本にはいなかった。 フィンランドのロヴァニエミに彼は現れた。 彼の名は本間英次(高倉健)。 
中沢・三菱ヨーロッパ常務(池辺良)はわざわざ本間を連れに行った。 しかし彼は中沢の誘いを断った。 本間はなぜ金になる仕事を受けないのかと聞かれたが、彼は言う 「今の自由な生活がいいんだ。」
人気歌手の竹井夕子(桜田淳子)はレコード大賞の本命だった。 彼女は吉井に夢中だった。 しかし吉井は女づきあいが派手であまりいい噂は聞かれなかった。
今夜も吉井のところに通う夕子だったが、吉井は良からぬことを考えているようだった。 チーム・DANKAIの準備は進んでいたが、なかなか本間の同行の確認は取れなかった。
本間はジェノバに現れた。 友人のトト・ルチアーノ(フィリップ・ルロワ)を訪ねてきたのだった。 本間は妻・ケイ(いしだあゆみ)がいたが、お腹の子供が妻の自殺未遂で流れてしまった。 その後二人は別れたのだった。
しかし港で偶然彼女と会った。 ケイは昨日再婚したそうだった。 闘牛士の夫で幸せそうに見えた。 
途中トトは別れ、世話になった人と会っていた。 しかし危ない仕事を頼まれ断っていた。 モーリタニア独立運動絡みだった。 トトは英次とケイの中はまだ冷えていないと思っていた。
中沢はどうしても英次が欲しかった。 そしてとうとうカジノで捕まってしまった。 英次はチームに参加することとなった。 しかし事件が起こった。 大晦日が近くなったある日夕子が失踪したのだった。 彼女はどこへ行ったのか? そしてチームはラリーに参加し無事ゴールできるのだろうか?…

全長3時間弱の大作ですね。 キャストも当時として豪華ですね。
今でも健さんと親交のある宇崎竜童とか、この前亡くなった大滝秀治さんも出ています。 
健さんが車のメカのスペシャリストとして、さらにチームを最後は引っ張る大きな存在として圧倒的な存在感を発揮していますね。
桜田淳子がちょっと浮いていますが、それ以外の俳優陣は嵌っています。
私は詳しくありませんが、パリダカは過酷なレースと聞いていますが、走るシーンがふんだんに入る中で、人間模様が織り込まれ凝ったつくりの作品でしたね。
蔵原監督の真骨頂の作品ではないでしょうか?

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本間はラリーに参加を懇願される

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そしてチームに参加


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大物歌手の夕子


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ラリーに参加中


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しかし思わぬ珍客が


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