ここはもちろん中国人の、中国人のための街。 裏にはチャイニーズ・マフィアが実権を握っている。 しかしそのドンが暗殺された。
新しい猿山に誰が上るのか？ ここに名乗り上げる若い男がいた。 野心に燃えるその男はジョーイ・タイ（ジョン・ローン）。
また市警も収まらないマフィアの抗争にピリオドを打つべく屈強な男を送り込んできた。 スタンリー・ホワイト（ミッキーローク）は今までの手法は生ぬるいとし、マフィア自体を屈服させようと強引な手を次々と打っていく。
ボスの葬儀の模様を必死に報じているのは、中国系アメリカ人の美人TVレポーター、トレーシー(アリアンヌ)だ。 彼女はみんな目をそむけるこの独特な世界を必死に報道する唯一のマスコミだった。
タイは今回のボスの暗殺にやはり噛んでいた。 今までの長老が支配する体制を打破しようとじわじわと勢力を伸ばそうとしているのだった。 スタンリーも彼独自のやり方で次々と組織を根こそぎ摘発を行っていた。 マフィアの長老たちはまたスタンリーに対しても強烈な嫌悪感を持ち始めてきた。
ここにマフィアＶＳスタンリー、マフィアの世代闘争の2局面での激闘が始まるのだった・・・
映像自体は古い感じは否めませんが、脂の乗り切った二人の迫力は十分伝わってきますね。
ジョン・ローンの代表作はこれと「ラスト・エンペラー」ですが、溥儀役の弱々しさの「ラスト・エンペラー」に比べ、これからのし上がろうとする若きマフィア役はやっていて楽しかったのではという雰囲気がありますね。
対してミッキー・ロークはちょっと薄笑いの顔が迫力の点でちょっと違和感がありましたね。 ”怒”というところがもうちょっと出してくれるとさらに引き締まった作品になったのでは。
ラストの鉄橋のシーンは良いですね。 男と男の対決は結構ぐっときました。 結構長い作品で暗い設定なのですが、一気に見られる作品でした。
中国マフィアで新しくのし上がろうとするジョージ・タイ
しかし市警に来たスタンリーは
