実際の家計簿から物語にしてどうかと思ったが、なかなかよくできている。 こんな武士の生活があるのだなと思う反面、日本の今の役人の役割の重要さや、悲哀、難しさが感じ取られる秀逸の作品ではないか。
武士の魂とは刀だが、「わが猪山家はそろばんである」 という御算用家としての生き方にも、武家社会の縁の下の役割も見れ、一見地味な映画だが、味わい深い作品となっている。
時代は幕末だが、そんな時代の変化の中でそろばんで生きているこんな家もあったのだと感慨深かった。
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日々のお勤めはそろばんをはじくこと
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直之の両親、ちょっと散財をする母と、楽隠居の父
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妻と子に恵まれている
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しかし息子にも手ほどきが必要
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