anttiorbの映画、映像の世界

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劇場版タイムスクープハンター 安土城 最後の1日

2013年作品、中尾浩之監督、要潤、杏、夏帆出演。
 
タイムワープ技術を用いて様々な時代を取材し、その時代の暮らしや営みをアーカイブすることを推進するタイムスクープ社。 時空ジャーナリストの沢嶋雄一(要潤)は第二調査部の所属。 
第二調査部は、歴史的事件の謎を解くのが役割ではなく、歴史の表舞台には表れない庶民の暮らしなどを取り上げる部署だ。 そしてその調査のためめったに、社に帰ってこないことで彼は有名だった。
天正10年6月2日、明智光秀の謀反により、本能寺の変が起きる。 その中で混乱の中逃げ惑う男がいた。 島井宗叱(上島竜平)は九州から来た客人の一人だったが、本能寺にある貴重な茶器を必死の思いで持ち出し脱出するのであった。 
本能寺の変から11日後の京都、沢島はここに派遣されてきた。 織田家の残党狩りが行われている中、その中に武士でありながら、傷ついた庶民を必死に介抱し、食事を与える男・矢島権之助(時任三郎)を取材対象としたのである。 
とそこに、一人の武士が駆け寄ってきた。 博多の豪商、島井宗叱を何とか郷里まで送り届けてほしいと言うのである。 自分は傷つきとても博多までいけないと言うのだ。 迷った挙句、矢島はその役目引き受けるのである。 そして沢島もそれに同行することにした。 
しかしその途中山伏が現れる。 顔を隠しその山伏はなんと奇妙な銃を撃ってきた。 もちろんこの時代の物ではない。 山伏が狙ってきたのは茶器だった。 そして沢島は川に落ちて行った…・
 
NHKの 「タイムスクープハンター」 は結構もうシーズン5となる人気番組ですね。 私はあまり見ていないのですが、見ると結構面白いんですね。 あえて、歴史的事件ではなく、スポットライトの当たらない庶民であったり、敗者、女性の生活、行動を描く疑似ドキュメンタリーですね。 でもそれだけでは映画にはできないので今回は一工夫しています。 
本能寺の変という歴史の巨大事件、その背後にも少し迫っていくのです。 レギュラーの要潤、杏だけでなく夏帆ちゃんも大活躍でした。 
歴史を取り上げる作品は多く、歴史を変えてしまう作品も多いですが、普段は改変しないことを前提としたジャーナリスト行動を今回は、あるイレギュラーの設定を入れて劇場版としているところは大変面白く、ぜひ続編があれば見たい出来となっています。 
またこの設定なら数本できますね。 NHKならではの企画の映画化でした。


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様々な歴史の裏の生活の密着する沢島

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本能寺の変の際、茶器を運び出す島井

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しかし謎の者たちが襲いかかる

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イレギュラーな事態に協議するタイムハンターたち

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