2022年作品、マグダレナ・ラウリッチ監督、ユリア・フランツ・リヒター ジョージ・ブラグデン マーク・イヴァニール ニック・モヌ Daniela Kong出演。
2056年。 地球は、毒性を帯びた霧で全体が覆われてしまい、人類は存続の危機に直面していた。 特殊訓練を受けた女戦闘員ハンナ(ユリア・フランツ・リヒター)は、学者のギャビン(ジョージ・ブラグデン)とともに、地球軌道上の宇宙ステーション「ルビコン」に向かっていた。 彼女が受けた指令は、そこにいるドミトリ博士(マーク・イヴァニール)が開発に成功した循環システムの検証。 このシステムを使えば、人類は生き延びることができるかもしれない。
ハンナたちの到着と同時に、それまでに宇宙ステーションにいたクルーが帰還することに。 「メーデー!メーデー!」 降下中のロケットは、汚染された大気層に阻まれ、クルー達は全滅。地球はさらに分厚い大気の層に覆われてしまう。 それによって地球と連絡を取ることができない。 「ルビコン」に取り残された3人、ハンナ、ギャビン、ディミトリ。地球に帰還するべきか、このまま宇宙ステーションに死ぬまで留まるべきか。 それぞれの思惑が交錯していく。
監督はマグダレナ・ラウリッチ、短編があるようですが、長編は初作品のようです。
記事があるのはマーク・イヴァニールです。「25年目の弦楽四重奏」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/12962205 に出演でした。
SF作品で、今から30年後を描いています。 やはり人類は環境悪化を止められず、滅亡しかかっていますが、ある科学者のシステムが希望のようです。 主人公は戦闘訓練を受けた強者、いわゆる人類を守る兵士なんですね。 そして、ある希望をこめて、事故の後、残った三人で地球と連絡をとれた生存者を救おうとしますが。
今作はなかなかのドラマでしたね。 どうやら生き残って連絡が取れた三百人は富裕層のようですね。 この三百人が生き残るためにあることをしたからハンナは憤ります。
ラストは少し救いがある光がちょこっと見えていましたが。