2003年作品、キム・ジウン監督、イム・スジョン ムン・グニョン ヨム・ジョンア キム・ガプス出演。
ソウル郊外にある古風な一軒家の前で一台のタクシーが止まった。 タクシーから降り立ったのは美しい容姿をしたスミ(イム・スジョン)とスヨン(ムン・グニョン)の姉妹。 二人は幼い頃に母を亡くしており、父(キム・ガプス)が別の女性と再婚したとの報せを聞き、父に招かれてこの家にやって来たのだ。 そこへ美しくまだ歳も若い継母のウンジュ(ヨム・ジョンア)が笑顔で出迎えてきた。 しかしその笑顔の裏にはどこか冷たいものが感じ取られた。
姉のスミは酷薄そうな雰囲気を持つウンジュを毛嫌いし、病弱で大人しい妹のスヨンはウンジュを怖がるようになった。 一家が暮らし始めたその日から、家の中では奇怪な現象が立て続けに起こるようになる。 姉妹を襲う悪夢、二人の前に現れた母の亡霊、そしてウンジュの視界に映る不気味な影…。 多発する奇怪な現象に対する不安と今までの不協和もあって継母と姉妹の間の亀裂は更に深まっていく。 そして遂に張り詰めていた緊張の糸が切れ、ある事件が起こってしまう。
言うことを聞かないスヨンにウンジュが激昂し、彼女を部屋の箪笥の中へ閉じ込めてしまったのだ。 事態を知ったスミは父に助けを求めるが、「好い加減にしろ!」と相手にしてもらえなかった。 そして家に巣食った恐怖が臨界点を超えた時、スヨンの箪笥に封印されたある"秘密"が明らかになろうとしていた…。
監督は・キム・ジウン、「密偵」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15240589 のほか数作品を記事にしています。
イム・スジョンは、「シングル・イン・ソウル」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2024/11/03/060000 に出演でした。
ムン・グニョンは、「地獄が読んでいる シーズン2」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2024/11/04/220000 に出演です。
なかなか見れなかった今作、ようやく見ることができました。 リメイクの「ゲスト」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15140000 を先に見ていました。
ただ、こういう作品はしっかりオリジナルの韓国作品の方が雰囲気が出ていますね。 “箪笥“といういかにもアジアンテイストのちょっと近寄りがたいポイント、しかし実はしっかりともっと怖くて悲しい物語があったというオチ、なかなか見事なミステリーホラーでした。