anttiorbの映画、映像の世界

不定期で、旅ブログも立ち上げます!

本心

2024年作品、石井裕也監督、池松壮亮 三吉彩花 水上恒司 仲野太賀 田中泯 綾野剛 妻夫木聡 田中裕子出演。

同居する母の秋子(田中裕子)から「大事な話があるの」という電話が入り、工場で働く朔也(池松壮亮)は帰宅を急ぐが、豪雨で氾濫する川べりに佇む母を助けようと飛び込み昏睡状態に陥る。

1年後、目を覚ました朔也は、母が“自由死”を選択して亡くなったこと、ロボット化の影響で勤務先が閉鎖したことを知る。 激変した世界に戸惑うなか、幼なじみの岸谷(水上恒司)の紹介でリアル・アバターの仕事を始めた朔也は、仮想空間上に任意の“人間”を作る「VF(バーチャル・フィギュア)」という技術を知り、母の本心を知るため開発者の野崎(妻夫木聡)に母の制作を依頼する。

監督は石井裕也、「愛にイナズマ」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2023/11/01/060000 を記事にしています。
池松壮亮は、「ドキュメンタリー オブ ベイビーわるきゅーれ」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2024/10/13/060000 で、過酷な撮影の過程を見せてくれました。
三吉彩花は、「Daughters」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2020/10/02/060000 に出演でした。
水上恒司は、「八犬伝」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2024/11/05/060000 に出演でした。

一種の浦島太郎的なお話でした。 母の自殺から川に入り意識不明、1年後に目覚めた彼はたった1年でガラッと変わった近未来の世界のようでした。
こういう未来は、正直きてほしくないですね。 確かに突然亡くなった人に、聞きたいことは山ほどでしたが、それを聞くことが本当にいいことなのか? もしかしたら耐え切れないことを持って亡くなったんではないのか?
アバターの利用の仕方も、今作のようなやり方は、いかに独善的で利己的なのか、まあどうやらアバターの仕事は、なんらかなの理由で普通の職につかない人間たちがする、下層の感じがします。
この近未来の世界は日本だけん青か? 主人公の友達は中国に行こうとしきりにいいますが、そこは楽園なんでしょうか?