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きっと、またあえる

2019年作品、ニテッシュ・ティワリ監督、スシャント・シン・ラージプート シュラッダー・カプール バルン・シャルマ プラティーク・バッバル タヒル・バシン ナヴィーン・ポリシェッティ出演。

ボンベイ工科大学出身のアニは息子ラーガヴ(ムハンマド・サマド)と暮らしており、ラーガヴも父と同様にボンベイ工科大学への入学を目指していた。 アニは合格祝いのためのシャンパンを用意してラーガヴを励ますが、ラーガヴにとっては父の行動は合格に対するプレッシャーとして受け取られていた。

翌日、友人と合格発表を見ていたラーガヴは自分が不合格だったことを知り、絶望して飛び降り自殺を図って病院に運ばれる。 病院に駆け付けたアニは、同じく連絡を受けて駆け付けた元妻マヤから、ラーガヴにプレッシャーをかけ過ぎていたことを責められる。 手術を受けたラーガヴは一命を取り留めるが、医師からは「生きようとする気力」の欠けているラーガヴの容態は芳しくないことを告げられる。 アニはラーガヴの気力を取り戻すため大学時代の親友たちを呼び集め、彼に「負け犬」と呼ばれていた大学時代の物語を聞かせる。

1992年。 ボンベイ工科大学に入学したアニ(スシャント・シン・ラージプート)は、学生生活の拠点となる学生寮として「H4」の部屋を割り当てられる。 H4は大学で開催される競技大会ゼネラル・チャンピオンシップ(GC)で万年最下位の劣等寮であり、そのため「負け犬」と呼ばれていた。 アニは寮生活を送る中で個性的な寮生たち、セックスにしか興味のないセクサ(ヴァルン・シャルマ)、悪態ばかりつくアシッド(ナヴィーン・ポリシェッティ)、マザコンのマミー(トゥシャール・パーンデ)、大酒飲みのへべれけ(サハルシュ・クマール・シュクラ)と出会い親友となり、同時に学生たちのマドンナ的存在だったマヤ(シュラッダー・カプール)と付き合うようになる。

入学から2か月後、GCの優勝常連寮「H3」のリーダー格ラギー(プラティーク・バッバル)はGCに備えるため、スポーツ万能のアニをH3に引き抜こうとする。 しかし、親友たちとの生活を満喫していたアニはラギーの誘いを断ってしまう。 その直後、アニはかつてラギーの誘いを断りH4の兄貴分になっていた最上級生デレク(ターヒル・ラージ・バシン)と出会い、彼と共にGCで優勝して「負け犬」の汚名を返上しようと奮起する。

監督はニテッシュ・ティワリ、「ダンガル きっと、つよくなる」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15463691 も秀作でした。
アニ役はスシャト・シン・ラージプート、「PK ピーケイ」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/14544323 に出演でした。
マヤ役がシュラッダー・カプール、「サーホー」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2020/04/13/060000 に出演でした。

クレジットに壮年期のキャストが拾えませんでしたが、ダブルキャストで、ラストのエンドロールのダンスシーンは、全員でお約束の感じでした。


物語の冒頭はH3とH4の対立から始まりますが、そこから一転重い話になっていきます。 ボリウッドの快活さは、ここでは全く感じません。 でも瀕死の息子に、自分たちの学生時代を話し始める回想シーンから一気に面白くなっていきます。 もちろんラストは大感動ですが、やはり面白いインド映画、一気に見れてしまいます。