anttiorbの映画、映像の世界

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イノセンツ

2021年作品、エスキル・フォクト監督、ラーケル・レノーラ・フレットゥム アルヴァ・ブリンスモ・ラームスタ サム・アシュラフ ミナ・ヤスミン・ブレム セット・アシェイム エレン・ドリト・ピーターセン モーテン・シュバラ出演。

9歳の少女イーダ(ラーケル・レノーラ・フレットゥム)と自閉症で話すことのできない姉のアナ(アルヴァ・ブリンスモ・ラームスタ)は、緑豊かな郊外の団地に越してきた。 姉妹は同じ団地に暮らす、小さな物体を触らずに動かすことのできる念動力を持つ少年ベン(サム・アシュラフ)と、離れていてもアナと感情や思考を共有することのできる少女アイシャ(ミナ・ヤスミン・ブレム セット・アシェイム)と親しくなる。 夏休みの間、大人の目が届かないところでサイキック・パワーの強度を高めていく4人だったが、彼らの遊びはやがて取り返しのつかない事態を引き起こす。

監督はエスキル・フォクト、制作、脚本作品は数本ありますが、監督としては2作目のようですね。

見逃すところでしたが、これはなかなか面白かったですね。 もちろんその意味は、ある日本の作品が思い受けれるからでもありました。
大友克洋のファンなら誰もが映画化を求めている伝説的な名作・「童夢」が元になっているというか、監督が童夢を読んだことから発想を得たとはっきり言っています。
コミックスで「童夢」を読んだ時の衝撃が蘇ってきましたし、一時実写版での映画化が進行していたとのことですが、流れてしまったのは大変残念なこと。 ただ、パイロット盤がたまに映画祭で流され、盛況だということみたいなんで、いつか実写版での映画化をしてくれませんかね?
今作はその匂いを十分感じる秀作です。