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トゥルーノース

2021年作品、清水ハン栄治監督、ジョエル・サットン マイケル・ササキ ブランディン・ステニス エミリー・ヘレス声の出演。

1960年代の帰還事業で日本から北朝鮮に移民したパク一家は、平壌で幸せに暮らしていたが、突然父が政治犯の疑いで逮捕。 家族全員が突如悪名高き政治犯強制収容所に送還されてしまう。 過酷な生存競争の中、ヨハン(ジョエル・サットン)は次第に純粋で優しい心を失い、他人を欺く一方、母と妹は人間性を失わずに生きようとする。 そんなある日、愛する家族を失うことがきっかけとなり、ヨハンは絶望の淵で「生きる」意味を考え始める。

監督は清水ハン栄治、初めての監督作品でしょうか?
日本とインドネシア合作の作品ですね。 アニメーションでなんとかできる作品であり、これを実写化にしたら、あまりにも惨たらしいと思います。
1960年代、日本から楽園といわれた北朝鮮に帰還?した家族が多かったと聞いています。 しかしそれは真っ赤な嘘で、悲惨な経済状態だった北朝鮮で、過酷な生活を強いられていたということが徐々に明かされていますね。


今作は金日成政権から、金正日に政権が移動したくらいなんですかね? さらに残酷だったと言われる息子の正日、恐ろしい粛清の嵐。 体制に逆らったり、少しでもおかしな行動を見せたものは、完全隔離地域に送られ、そこからはもう抜けられないようなんですね。 少しでもいい生活を送りたいものは、ひたすら体制に媚び、人を売る人間にならなければならない、もうそれはまともな人間性を失った非人間の姿なんですね。

しかし3代にわたってこの体制が続いている国があること自体、ある意味奇妙な国家なんでしょうね。 民衆は立ち上がらないんですかね?