anttiorbの映画、映像の世界

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キング・オブ・シャドウ

2023年作品、マルク・フシャール監督、カーリス アラサン・ディオング アサ・シラ カルル・マラパ イサカ・サワドゴ ハッサム・ガンシー サミュエル・ジュイ出演。

25歳のアダマ(アラサン・ディオング)は、子供のころに視力を失ってしまう。 父親(Issaka Sawadogo)が急死したことで、これまで抑えられていた異母兄イブラヒム(カーリス)との対立が露呈する。 地元を牛耳り、さらに凶暴化し、周りに混とんをもたらしていくイブラヒム。 そして、もうこれ以上耐えることはできないアダマ。 母と親友を救うためには、イブラヒムとの対決は避けられず、アダマは自らの運命に立ち向かう。

監督はマルク・フシャール、初めて作品を見る監督でした。
イブラヒム役はカーリス、「ローグ・シティ」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2020/11/19/180000 に出演でした。

フランスの作品ですが、移民が多い国家で、近年急速にいろんな人種国家になっている国で、その中でもうまくやっている国だと思いますが、やはりダークな部分がある感じが今作から受けますね。


物語は、問題の根っこはやはり父じゃないかと思います。 正妻の間に生まれたイブラヒム、愛人?第2夫人?との間のアダマ、そしてまた正妻の間に生まれた長女、そういう複雑な環境を作ってしまった父親が全ての元凶だと思うんですが、その背景はあまり描かれていませんね。
さらにドラッグの利権、派閥、大きな悲劇で終わるのが心痛みますね。