2021年作品、ガブリエーレ・マイネッティ監督、フランツ・ロゴフスキ エリック・ゴドン クラウディオ・サンタマリア アンナ・テンタ エミリオ・デ・マルキ出演。
第二次世界大戦下のイタリア。ユダヤ人の団長イスラエル(ジョルジョ・ティラバッシ)が率いるたった5人の小さなサーカス団「メッツァ・ピオッタ」の仲間たち、光と電気を操る少女マティルデ(アウロラ・ジョヴィナッツォ)、アルビノの虫使いチェンチオ(ピエトロ・カステリット)、多毛症の怪力男フルヴィオ(クラウディオ・サンタマリア)、磁石人間の道化師マリオ(ジャンカルロ・マルティーニ)らは、その特殊な能力のせいで普通に暮らすことができず、まるで家族のように肩を寄せ合って暮らしてきた。
だがイタリア国内でもナチス・ドイツの影響が強まる中、なんとか戦火を逃がれ皆をアメリカへ脱出させようとしていたイスラエルが、突然姿を消してしまう。 マティルデがどうにか団長を探し出 そうと奔走する一方、フルヴィオら3人は仕事を求めてベルリン・サーカス団の門を叩く。 ド派手なパフォーマンスが話題のナチス・ドイツの陽気な広告塔。 しかし団長のフランツ(フランツ・ロゴフスキ)は、裏でナチスを勝利に導く異能力者を探して人体実験を繰り返す恐ろしい男だった。 フランツとの危険な出会いは、メッ ツァ・ピオッタ・サーカスの仲間たちをナチス・ドイツ軍との壮絶な戦いへと導いてゆくのだが……。
監督はカブリエーレ・マイネッティ、「皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/14941397 を記事にしています。
フルヴィオ役はクラウディオ・サンタマリア、上記作品で主演でした。
フランツ役はフランツ・ロゴフスキ、「希望の灯り」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15975010 で主演をしていました、いい作品でした。
ナチス下のドイツ、同盟国のイタリアでもユダヤ人狩りが行われ、当時はユダヤ人だけでなく、障碍を持った人たちも狙われていたとも言われています。 今回はサーカス団にいる4人、それぞれ本物の特殊能力を持っていて、でも戦時下で、サーカスどころではなくなっていきます。 そこで団長のイスラエルが、偽の旅券証を作るために団員から金を出させ、そのまま消えてしまうんですね。 3人は団長は逃げたのでは? と疑いますが、父のように慕っていたマティルダだけはイスラエルを信じて、探し始めるんですね。
4人の中で一番秘めた能力が強そうな彼女ですが、その分彼女にはある秘密があり、決してその能力を暴力的には使わないんですね。 その分、クライマックスは凄まじかったですね。