anttiorbの映画、映像の世界

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悲しみは空の彼方に

1959年作品、ダグラス・サーク監督、ラナ・ターナー サンドラ・ディー ファニタ・ムーア スーザン・コーナー ジョン・ギャヴィン出演。

1947年ー美貌の未亡人ローラ(ラナ・ターナー)は1人娘のスージー(テリー・バーナム)とコニー・アイランドの謝肉祭にやって来た。 そこで黒人女アニー(ファンタ・ムーア)と知りあった。 アニーは白人の夫に捨てられ、8歳になる娘サラ・ジェーン(カリン・ディッカー)を連れて職を探していた。 2人は同じ身の上に同情しあい、ローラの家で一緒に暮すことになった。 ローラはブロードウェイの舞台女優の口を探していた。 2組の母娘がコニー・アイランドで知りあった日、彼女らの写真を撮ってくれた青年スティーブ(ジョン・ギャビン)がローラを訪ねて来た。

アニーはスティーブと俳優のよく集る食堂に行った。 そこで配役周旋屋のアレン(ロバート・アルダ)を知った。 彼は新作劇の配役をしていた。 これを聞いたローラは、アレンの事務所に急いだ。 うまく取り入って採用されるばかりになったが、好色なアレンにいいよられて、ローラは逃げて帰って来た。 アニーの献身的な働きぶりで、ローラの家庭は明るくなった。 ただ、父親の血を引いて白人と変りない美少女のサラ・ジェーンは、母が黒人であることを苦にして暗い気持になりがちだった。

ティーブは広告社に宣伝写真家として就職したのを機会に、ローラに求婚した。 ところが、ローラは新進劇作家エドワーズ(ダン・オハーリー)に見い出され、一躍有名女優に成り上がったため、すでにスティーブのことは忘れていた。

監督はダグラス・サーク、初めて作品を見ました。
ローラ役はラナ・ターナー、他の出演者も出演作は見ていないようです。

時代背景から、やはり露骨な人種差別が裏側で描かれていますね。 それは冒頭のローラとアニーの出会いからなんとなくわかります。 表面上は見せないロニーですが、お金さえあればアニーを雇う気がある、裏を返せば、黒人を家政婦として雇い、家に住み込ませる、結果として子供同士が仲良くなり家族になっていきますが、それはあくまでの副産物のように見えるんですね。
そしてさらにショービジネスの世界はさらに露骨ですね。 しかしその世界に飛び込んでいくサラ・ジェーン、彼女が後半の中心となっていきます。