anttiorbの映画、映像の世界

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アクターズ・ショート・フィルム2

2022年作品、青柳翔、玉城ティナ千葉雄大永山瑛太前田敦子監督。

『いくえにも。』線路脇にポツンと設置された電話ボックス。その傍らを通り過ぎた修平(村上虹郎)は、とぼとぼと帰宅する。自宅には父母(奥田洋平平岩紙)と妹(見上愛)が待っていて、週に一度の家族団欒でテーブルを囲もうとしていた。そこへ、隣に引っ越してきた奇妙な夫婦が挨拶に訪れる。犬を抱いた妻(黒沢あすか)はリビングに上がり込み、一家団欒を掻き回すような言動を始めるが……。
『物語』高層ビルに囲まれた都会の雑踏を1人、音楽を聴きながら歩く少女(琉花)。彼女が向かった先は、何もない真っ白な部屋だった。そこには、もの言わぬ美少年(奥平大兼)が1人、ベッドに横たわっていた。その傍らで、自分の装わない気持ちを問わず語りで少年に語り出す少女。2人のスリリングな関係の行方は……。
『あんた』“あたしはいつでもあんたの味方だからね”。筆を走らせるスナックの雇われママの男(沖田修一)が思いを馳せるのは、キャンプを楽しむ女(伊藤沙莉)と男(千葉雄大)。恋人でもなく、友人というには軽すぎ、でも家族にはなれない。近くにいるのに遠く感じる。1人でも平気だと思っていたはずなのに、こみ上げる寂しさ。一生続くはずだった関係は、男の一言によって徐々に歪が生じていき……。2人の先にあるものとは……。
『ありがとう』家族と離れ、死に場所を求めて1人彷徨う男(役所広司)。癒してくれるはずのマッサージ嬢(橋本マナミ)からも逃げ出し、盗んだ車で奥深い山へ入っていく。車を乗り捨て、さらに森の奥へ歩み入る男は、そこで奇妙な若者(永山瑛太)に出会う。
『理解される体力』小さな喫茶店内に響き渡るほどの大声で泣くキエ(柳英里紗)と、それを優しく受け止めるユミ(三浦貴大)。キエは貪るように巨大なパフェを食べ、貪るように涙を流し、子どものように大声で泣いている。どうやら旦那に浮気されたらしいキエは、とどまることのない怒りと涙と食欲の激流に押し流されている。店長(野間口徹)は、キエが大声で泣いているその理由を想像し、本人に伝えるが……。

5人の監督によるある制約に基づいた短編が集まったオムニバスです。
普段演じる側の役者さんたちが監督を務め、結構な豪華キャストで撮られていますね。時間の制約があるので、意味不明で終わってしまうお話もありますが、そこは想像力を発揮しての解釈となるんですね。
WOWOWで「1」が放送されたようですが、劇場公開はなかったみたいですね。今回は劇場公開がされたので、見ることができました。

 

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